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心が洗われるような美しい海。「bureo(ブレオ)」は、これを守りたいと思ったサーフィン好きの3人の若者が興した会社です。
行動の理由はシンプル。海に出るたびに気になったから
チリに暮らす3人が海に出るたびに気になっていたこと。それは波間に浮かぶ、魚をとるための網でした。これらはいわゆるプラスチックごみ。彼らのホームページによると、海洋汚染の原因の約10%はこの網だといわれているそう。そこで彼らは、この網をリサイクルしてスケートボードなどに生まれ変わらせる、というアイディアを思いつきました。
網から誕生したのは、魚の形をしたスケートボード。模様は魚のうろこ模様で、「フィッシュボード」と名付けられました。エコなだけでなく、おしゃれなボードとして人気を呼んでいます。
使えなくなった網がおしゃれなスケートボードに生まれ変わる。
リサイクルが雇用を生んだ網の収集方法はいたってシンプル。漁師たちが決められた漁港で廃棄し、それらをトラックで回収、リサイクル工場に運びます。集められた網は一度細かく刻まれ、プラスチックのチップに変えられてから、ボードに形成されます。
漁師たちの協力もあり、地元の人々にもこの活動はすぐに受け入れられるようになりました。というのも、ボードをつくる工程は、労働をも生み出すためです。
会社名の「ブレオ」とはチリの先住民族マプチェ族の言葉で「波」を意味します。波が発生するときのように、小さな動きがいつしか大きな変化となることを願ってつけられました。現在、フィッシュボードはチリだけでなく、アメリカ・カリフォルニアやニューヨーク、ハワイなどのお店で売られているほか、ロサンゼルスのスケーター市、フィルムフェスティバルにも出店。海を守るだけでなく、質も高く耐久性もあるオシャレなボードに、多くの関心が集まっています。
自分のセンスでボードに色づけをしてもおしゃれ。
[breo]
beautiful beach via Shutterstock
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2015/02/043972fishboard.html