プルオーバー 35,000円
意外かもしれませんが、冬も汗をかく機会が多いのです。寒い外から屋内に入ったり、電車に急いで乗ったりするとじわっと汗をかきます。ニットには思った以上に皮脂汚れがついています。ただ、残念なことに皮脂などはドライクリーニングでは取れきれないのが現状です。そこで、ニットブランド「iliann loeb」のデザイナー小松さおりさんにお手入れ方法を教えていただきました。
自宅でできるニットの洗いかたニットポロ 31,000円
「iliann loeb」のニットは、基本的に製品洗いをしているので縮みが少ないので安心して洗えますが、ブランドによって違いがあるので注意してほしいという注釈つきで、ニットの洗い方を教えていただきました。
洗い方の手順
1:まずは、汚れのチェック
油汚れやシミなど、汚れの種類によって下処理が必要な場合のため、まずはニットの汚れをたしかめる。特別な汚れの場合は、汚れが定着しないようプロに相談することをお奨めします。
2:おうちクリーニング用の洗剤でもみながら、押し洗いする
ぬるま湯に洗剤を溶かし、そのなかで押し洗いしましょう。おうちクリーニング用洗剤なら、ほとんどのものが大丈夫だそうですが、iliann loebでは、ウール&カシミアシャンプーのお取り扱いもあるので、そちらを使うのも安心です。ふっくらさせたい場合は柔軟剤を使いましょう。
3:形を整えて陰干し
ネットに入れて、洗濯機の脱水コースで20秒ほど脱水し、台の上に形を整えながら広げて干します。肩や袖など、伸びやすい部分に注意しましょう。気になる部分は、スチームアイロンで形を整えればできあがり。
小松さんは、ネットに入れて洗濯機で洗ってしまうこともあるそうですが、これは、乾燥させるときの仕上げかたを知っているからなのだそう。慣れるまでは、ちょっと着古したニットで試してから、お気に入りにトライしたほうがよさそうですね。
シャツ 45,000円 スカート 52,000円
私もさっそく、「iliann loeb」のニットを洗ってみましたが、大成功でした。これで、汗の汚れがすっきりしたかと思うと、気分もすっきり。自宅で洗えると、冬だけでなく、春夏のニットももっと楽しみたくなります。