「......これって、従来のコスメと比べて劣化が早いってことでもあるんじゃない?」
そこで、ドイツの女性向けサイト「Women's Health」より、知っておくべきナチュラルコスメの製造方法や消費期限について、ご紹介します。
結論からいうと、答えは「NO」ドイツの老舗ナチュラルコスメブランド「Lavera」担当者の解説によると、ナチュラルコスメ=もちが悪い、ということではないそう。もちをよくするため、多くのナチュラルコスメが下記のような工夫をしているようです。
製造段階において空気を外に吸い出す過程を経ています。なぜなら、空気中の酸素が酵母やカビなどの栄養になるからです。これに加え、ビタミンCやシアバター、エッセンシャルオイルなど天然由来の保存料が使われていたりするので、ほとんどの製品は開封しなければ30カ月ほどもつのです。
(「Women's Health」より引用)
ほとんどが未開封ならば2年半ももつとは、意外と長いことに驚きです。いただきものやお土産のナチュラルコスメも、そんなにあせって使い始める必要はなさそうですね。
パッケージについても、開封口を小さくしたチューブや、空気が中に入らない構造のディスペンサーなどを見かけますが、さらにこんな工夫もしているようです。
製品を容器へ注入する段階でクリームの表面に数的のオイルを垂らして汚染を防ぐという方法をとることもあります。
(「Women's Health」より引用)
私たちが気づかぬところで、製品それぞれに最も適した方法がとられているようです。
開封後、気を付けるべきは?暖かすぎないところで保管するようにし、開封したら、6~8カ月をめどに使い切るようにしましょう。ディスペンサーの口は直接指で触らないようにし、クリームなどはそのまま指ですくいとるのではなく、洗えるスパチュラ(へら)を使うことをおすすめします。
(「Women's Health」より引用)
食材の賞味期限は気にするのに、こと化粧品の消費期限は忘れがち。肌トラブルを防ぎ、理想の肌に近づくためにも、覚えておきたい知識です。
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