こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
困難に苦しんだり、悩み多き女性がいる一方で、例えば彼氏と別れた後でも、すぐに新しい素敵な恋人ができたり、「どうしてあの人ばかりうまくいくの?」とうらやましく思ってしまうような、いつもチャンスに恵まれた女性もいますよね。
こうした違いは、どうして起きるのでしょうか。
この運命の分かれ目は、実はあるひとつの「心のルール」を持っているかどうかで決まります。その「心のルール」を持っている女性は、いつでも不運をチャンスにして、未来を自分自身の望む方向へと導くことができるようになるんですね。
そのルールとは「過去を学びに変えることができる自尊心」です。
今回は、拙著「もっと私らしく生きる最高の方法」より抜粋し、その自尊心ルールがどのようなものなのか、また、過去を学びに変え、どんな不運も幸運へと変えていく方法について、お伝えしていきます。
●気づかないうちに作られてしまうセルフイメージ私たちは、人生でつらいことがあると、どうしてもそこに囚われてしまい、目の前にあるその苦しい感情に支配されてしまいがちです。
人間ですから、そうしたつらい時期は必ずあるものです。
しかし、そこに長く囚われ続けてしまうと、私たちの深層心理には「私はこんなに不運なことばかり起きる不幸な人間」というセルフイメージ(自分自身が自分に対して持っている思い込みのこと)が作られてしまうんですね。
たとえ思い込みであったとしても、自分が不幸だという思い込みが続くことで、自信がなくなり、人を羨み......というように、ネガティブな態度や在り方へとつながってしまいます。
つまり、「不幸な私」という現状に囚われてしまうことで、ますます不幸を招き入れてしまいますので、ここは注意が必要です。
●不幸は一時的なもの。ここで終わらせないという決意をここで運命の分かれ道になるのが、不幸は一時的なことだと捉え、改善していこうとする強さを持つことです。
例えば失恋してしまったとしたら、それは悲しいことですが、失恋という出来事に囚われてばかりいたとしても「私はふられた女だ」というように自己評価が下がり、悲しみが続いてしまうんですね。
ですので、失恋したというネガティブな気持ちで終わらせるのではなく、次につなげるためのレッスンとして捉えてみます。
「失恋したのは、自分にも○○な部分があったからかも。では次からは気づいたところを改善していこう」というように。
すると、私たちのセルフイメージは「ふられたかわいそうな女性」という低い評価ではなく、「真剣に愛したけれど、未熟なところもあった。それを認めて成長し、さらに深く人を愛せるようになっていく素晴らしい女性」という評価へと変わっていきます。
ただ悲しみに暮れて終わるにするか、それとも、過去を学びにして未来を向くのかという姿勢の違いだけで、自己価値が変わり、そして引き寄せる未来も変わっていくのです。これがすべてを手に入れる女性の持つ「自尊心ルール」です。
●失敗しない人はいない。そこから立ち上がる凜とした強さチャンスや愛に恵まれる女性は、過去をただ苦しみだけで終わらせない、凜とした強さを持っています。
「苦しいこともあるし、人間だから失敗することもある。けれど、私はそこから立ち上がり、やり直そうと思う誠実さも持っている」。そんなふうに自分の人生から逃げない女性は、あらゆることを学びに変え、そのたびに強く美しく輝き、その結果、豊かな人間性で愛やチャンスを引き寄せていきます。
過去を学びに変える習慣を持てたとき、あなたは今まで知らなかった素晴らしい自分の一面を知り、あなたが望んでいた以上の幸運を手に入れることでしょう。
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