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1995年にテリー・ギリアムがメガホンをとった映画『12モンキーズ』。人工的に作られたウイルスにより、人類の99%が死滅した未来から、ウイルス散布を食い止める任務を帯びて、時空間を行き来する男・コール、そして彼の協力者・ウイルス学者のキャサリンの活躍を描いた作品です。映画ではさまざまな謎を残していましたが、これが今年、アメリカでドラマ化され大ヒット。現在、日本でもhuluで毎週1話ずつ配信されています。
お互いにできないことを補い合う関係
『12モンキーズ』のコールとキャサリンのように、現実の世界でも男女がコンビを組んで仕事をすることは珍しくありません。
ただ作中では、キャサリンは2015年に生きており、コールは2043年という未来から来た男。しかもコールのタイムスリップのタイミングは、本来彼が生きている2043年の研究者が操作しています。そのため、キャサリンはコールが消えた後は彼が残した言葉や資料をたどり、ウイルスについて調査。一方のコールは、過去の世界で自分が見聞きし、調べてきたことを2043年の研究者に伝え、次の任務を考えます。
つまり、コールとキャサリンは時空を超えた「同志」であり、お互いが相手のできないことを補いながら、目的遂行のために動いているのです。
男女がよりよいパートナーシップを築くには?現実の職場で考えてみると、考え方の対立やどちらか一方が感情に流されてしまい、話がなかなかまとまらないということもあるでしょう。さらには、男性だから、女性だから、というステレオタイプな考えに縛られ、根本的な部分を見落とす可能性もあるかもしれません。
どちらかに問題があればもう一方の人が補う、というのは当たり前の考えですが、対立した時には、もう一度本来やるべきことは何なのか、そしてそのためにどう進め、これからどのようにしていけばいいのかを冷静に考える場を持ちましょう。そこに性別は関係ありません。どちらもこれからをより良くしていく考えを持っていることに変わりはないのです。
コールとキャサリンのように「同志」として良きパートナーシップを築くためには? そんな視点で『12モンキーズ』を観てみると、また違った角度から楽しめるかも。
[『12モンキーズ』]
woman photo via shutterstock
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2015/05/04622012monkeys.html