マザーハウス代表 山口絵理子さん
代表兼チーフデザイナーである山口絵理子さんが起業するきっかけとなったのは、途上国でできることはないかと単身で飛び込んだバングラデシュで、ジュートという素材に出会い、ぜひバッグにしてみたいと考えたこと。
そこから、「途上国が可哀そうだから買うのではなく、本当に欲しいと思えるから買う」という品質をめざし、現地のスタッフたちと試行錯誤を繰り返すなかで生まれた「マザーハウス」のバッグたち。その多様なデザインと使いやすさ、品質の高さは日本でも多くのファンを魅了しています。
精密な手仕事が美しい。ラオスのクラッチバッグショルダーベルトの取り外しができるクラッチバッグ。色はネイビー、レッド、グレー、キャメル
そして、山口さんがバングラデッシュ、ネパールに続く、新たな生産地として注目したのがラオスです。
仕事上、アジア各地をまわっていますが、ラオスの手仕事の精密さに圧倒されました。いっぽうで伝統織り物は日本と同じように、日に日にその存在を薄めていっているのが現実です。
ブランドとして何かできないかなあという思いでスタートし、織り物の生地をクラッチバッグにしてみました。
(山口絵理子さんのコメント)
ラオスの「シン」と呼ばれる織物のなかでも山口さんを魅了したのは、昔から伝わる蛇の伝説が織り込まれているもので、1日で織り進む長さはわずか10センチという、とても緻密な文様。それを、バッグにするために糸どうしの密度を高めたり、柄が崩れないように工夫するなど、試行錯誤を繰り返して作られたのが、クラッチバッグです。
Laos Clutch Shoulder 25,920円 ほかにも、ノートPCも入るサイズの Laos A4 Clutch 32,400円や、長財布、ポーチなどの小物も
こちらのバッグは6月5日(金)より、マザーハウス本店、大阪店、および代官山蔦谷書店にて、発売されます。6月13日(日)には発売記念イベントも予定。
ラオスは存在感がない国だと言われますが、ビエンチャンで仕事をしてみて、全くそんなことはないなあ、可能性でいっぱいだと思いました。
この商品を通じて、少しでも世界の多様性と、村の個性が伝わればと思っています。
(山口絵理子さんのコメント)
シンプルなドレススタイルをシックに演出してくれそう。ラオスから届いた、美しいクラッチバッグから、遠い秘境の国に思いを馳せてみたいと思います。
[マザーハウス]