閉じる
閉じる
×
雨上がりの空がきれいな夕方。太陽が沈んだばかりの西の空を見ると、ひときわ明るくて、目に飛び込んでくる星があります。それ、金星です。ちょうど今、見頃を迎えています。金星のすぐそばで輝いているのは木星です。これら2つの星の間隔はとてもせまく、6月下旬から7月上旬にかけて接近しているように見えています。
地球に一番近い惑星、金星
金星は、地球に一番近い惑星。宵の明星、明けの明星とも呼ばれ、輝きの美しさで知られています。占星術では、愛と美をつかさどる惑星として位置づけられ、恋愛運を占ううえで欠かせない星です。というのも、金星はギリシア神話においてアフロディーテ、ローマ神話ではヴィーナスと結びつけられているから。どちらも愛と美の女神です。
木星は、太陽系最大の惑星。ギリシア神話では大神・ゼウス、ローマ神話では最高神・ジュピターにあたります。占星術では、大きな利益や幸せをもたらす大吉星です。
これらのラッキースターが、6月下旬から7月上旬にかけて、夕方の西の空でいっぺんに見られるなんて、贅沢ですよね。
7月1日の空は見逃せないとくに、7月1日(水)には2つの星が最接近! これは見逃せません! 金星も木星もとても明るく、肩を寄せ合うようにして輝いていますから、肉眼ですぐに見つけられるはずです。観察のタイミングは、日の入り後から21時頃まで。21時30分頃には2星そろって西の地平線へ沈んでしまうので注意してくださいね。
恋愛のチャンスや官能的な美しさを授けてくれるという金星と、幸運をもたらすという木星。2つの星が大接近する様子を見られたら、なんだかいいことが起こりそうですね。それはきっと、空を眺めた人だけに贈られる星たちからのギフト。あなたにちゃんと届くように、当日の空が晴れることを願うばかりです。
image via Shutterstock
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2015/06/047139venus.html