アメリカの旅行家ブレイク・マイコスキー。彼は旅行で訪れたアルゼンチンの村で、現地の子どもたちと交流している内に、靴も買えない子どもたちがいることを知りました。

実際、子どもたちの裸足は危険なのです。発展途上国で最も多い病気は土壌感染症。それは、裸足の皮膚から感染します。

またアルゼンチンなど発展途上国では、靴は制服の一つと決まっているとか。靴を履いていない子どもは、学校に通うことさえできないのです。教育を受けられないことで、その子どもたちの将来の可能性をも摘んでしまうことになるのです。


そんな子どもたちを守りたい、という思いでブレイク・マイコスキーは、TOMS Shoesを設立しました。それはただ靴を売るだけでなく、誰かが自分のためにTOMS Shoesの靴を一足買うたびに、一足の新しい靴が発展途上国の子どもに贈られる、というシステムです。「One for One」の精神で、2010年には靴を必要とする子どもたちに100万足以上の靴を贈っています。とても素敵な試みですよね! 

TOMS Shoesは、昨年原宿にも路面店「TOMS STORE TOKYO」をオープン。レディス、メンズ、キッズを取り扱っています。そのほか、伊勢丹や高島屋などで取りあつかっています。インターネットでも購入できるので、近くにお店がないという人でも、気軽にチェックすることができます。

TOMS Shoesの魅力は、その考え方だけではありません。レディスの靴なら、フラットシューズや、ウェッジソールなどがあり、デザインやカラーバリエーションも豊富。しかも、履き心地も快適。レオパードのレザーバレーシューズは、アメリカのセレブにも愛用者が多いとか。お値段も意外と手頃なのもうれしいところです。

援助のために募金を集めるのではなく、ビジネスとして継続できる支援。だからこそ、100万足以上の靴をこれまで子どもたちに贈ることができたのかもしれません。このロハス的な支援に興味がある方は、ぜひTOMS Shoesのサイトもチェックして。

[TOMS Shoes]
Gisele Brown Suede Ballet Flats 13,440円
Sofie Women's Strappy Wedges 11,550円
(※価格はすべて税込です)

text by 高田薫
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コピーライターを経て、住まい、美容、医療などを中心に、雑誌やWebサイトで執筆・編集をするフリー編集ライター。植物の力を活かして元気になれるフィトセラピーや、化粧水、香水づくりや、タロットなどの占いや月の動きなどスピリチュアルなど幅広く興味を持つ。心身ともに健やかになる、魅力的な情報を探して発信!

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