気の知れた友だちどうしの集まりや家族の誕生日会。特に子どものためのお祝いなどで重宝されるアイディアが今、アメリカで話題になっています。それは3Dプリンターを使用した「パンケーキ・アート」。これを可能にしてくれるのがパンケーキのロボット、「パンケーキ・ボットpancakebot」です。
パンケーキの生地を用意して、コンピューターにセット。自分の好きなモチーフをアイコンから選び、スイッチを入れると、鉄板の上で生地がきれいに流され、あっというまにユニークなパンケーキができてしまう、というもの。YouTubeでは、例えばパリのエッフェル塔などのとても素敵なモチーフが紹介されており、見ているだけでもとっても楽しいものです。
値段は280ユーロほど。特別な日を見込んで手にいれてもいいかもしれませんが、難点は、場所をとってしまうこと。この点を改良できたなら日本にもユーザーが増えてくるかもしれません。
お皿の上に広がるフード・アートの世界3Dプリンターがどんどん身近になるいっぽう、機械を使わなくても、素敵なパンケーキの作り方を紹介している動画もあります。
パンケーキと言うよりは、フライパンの上に広がるアート。ここで紹介されているように、たとえばチョコレートを混ぜたり食紅を加えたりすることで色を加えるのも新しい楽しみかた。またレースのテーブルクロスを使ったアイシング・テクニックなど、ほんのちょっとの工夫でこんなにも素敵になるんだ! という驚きのアイディアが満載です。
もっと上級者になると、例えばいろいろなキャラクターもの(エルザやマリオ・ブラザーズのルイジなど)を創作するなど、パンケーキ生地からできる世界がどんどんと広がってゆきます。キャラ弁が人気になる現代だからこそ、クリエイティブな人たちにもすんなりと受け入れられていくような気がします。
週末はゆっくり、パンケーキでブランチ、という気分のときは、五感を楽しませてくれる「パンケーキ・アート」を楽しんでみたいと思います。
pancakes via Shutterstock