ライフハッカー[日本版]より転載:
十分に休息を取ったと感じるには、大多数の人が7~8時間の睡眠を必要としますが、約4割の人は十分な睡眠時間を確保できていません。睡眠不足が積み重なると、気分だけではなく生産性やモチベーション、創造性にも深刻な影響を及ぼします。
では、どうしたら良いでしょうか? 朝から晩までバリバリ働きながら、プライベートも充実させようと思ったら、毎晩7~8時間の睡眠を確保するのは不可能のように思われます。あなたが簡単に有効利用できるまとまった時間といえば、床に入ってから眠りにつくまでの15~20分程度でしょう。
寝付きが悪い人は、アリゾナ大学医学部の教授であり、薬用植物の世界的権威としても知られるアンドルー・ワイル博士の「4-7-8呼吸法」を試してみましょう。1分未満で眠りに落ちることができます。
やり方はシンプルです。4秒かけて鼻から息を吸い、7秒間息を止める、それから8秒かけて口から息を吐くだけです。
ストレスや不安を感じているとき、アドレナリンが静脈を循環し心拍が早くなることで、呼吸は早く浅くなります。呼吸が非常に浅く短くなっているときに7秒間息を止め、その後8秒かけて息を吐くと、体は心拍を緩やかにするしかなくなります。そのため、この呼吸法には鎮静剤と似たような効果があります。
息を止めて、それからゆっくりと8秒かけて意識的に息を吐くことで、連鎖反応が起こります。ゴールラインまで一目散に全力疾走した後に、ゆっくり、楽しみながら、落ち着いて公園を散歩するようなものです。
寝付けないときのように、ストレスや不安を感じているときは、おそらく呼吸が浅くなっています。大きく呼吸することで肺により多くの酸素を取り入れ、それから呼吸を止めることで取り入れた酸素を血流に循環させることができます。
この「4-7-8呼吸法」は心拍を緩めて、体内により多くの酸素を取り入れることで、心臓および中枢神経系を落ち着かせ、精神を落ち着かせられるのです。
[How to Fall Asleep In Less Than 1 Minute|99u]
Allison Stadd(訳:コニャック)
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