ハワイの海を安全に楽しむため、マウイ・カウンティが先ごろ「海のセーフティガイド」を発行しました。近年、ハワイでは海での事故が増えており、とくにマウイ島ではサメの事故が多発しているのです。このセーフティガイドには、海の基礎知識がイラスト入りでわかりやすく解説されています。 この夏、海で注意したいこと

海遊びに慣れていない人は、まずリップカレント(離岸流)への注意が必要です。どんなビーチにも、沖に向かって強い潮の流れが発生している場所があります。この流れにつかまると、あっという間に沖に流されてしまうのです。

もしもリップカレントに巻き込まれてしまったら、まず落ち着くこと。波に逆らって岸に戻ろうとすると、どんどん体力を消耗してしまいます。流れに身を任せ、潮の流れが弱くなったら岸と平行に泳げばリップカレントから脱出することができます

海に入る前にはここをチェック!

ライフガードが常駐するビーチでは、波や潮流の状態に応じた警告板が毎朝設置されるので、海に入る前に必ずチェックすることをおすすめします。

サメ対策としては、まずひとりで海に入らないこと。夜明けや日暮れ、夜はサメが最も活発になります。からだに傷があり出血しているときは、サメを引き寄せてしまう可能性があります。雨の後で水が濁っているときは、絶対に海に入らないように。誰もいないビーチには、サメが出没する可能性があるので、地元の人に確認すること。

じつは、ハワイの海で事故にあう日本人観光客はとても多いのです。観光地といっても海は自然のものですから、油断するのは危険! 海には潜在的に危険があるものです。正しい知識を身につけ、自分の能力を把握し、無理をしないことが、事故の防止につながります。

日本では夏休みがはじまり、本格的な海遊びシーズンの真っ最中。海の安全ルールを覚えておけば、夏のレジャーに役立つと思います。

[オフィシャル・カウンティ・オブ・マウイ]

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