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病気じゃなければ「健康」というわけではない【あるベジタリアンの食卓】
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病気じゃなければ「健康」というわけではない【あるベジタリアンの食卓】

2015-08-24 14:00
    健康とは、
    身体の不調や心の迷いが消え
    身体と心と魂が調和して生み出される
    繊細なバランスである

    『アイアンガー 108の言葉』(白揚社)p12

    世界最高のヨガ指導者といわれるB・K・Sアイアンガー師のことばです。ヨガに限らず、アーユルヴェーダでも、健康とは、単に病気でないことではなく、このような状態であるとしています。

    身体になにか不調があるときというのは、心がなんらかの助けを求めていることが多いものです。ストレスを感じると胃が痛くなる、という心と身体の関係についてはおなじみですね。そんなとき、胃薬を飲んだり胃痛を抑える食べ物やハーブを摂ったりすれば、胃痛はおさまるかもしれません。でも、解決されなかった心の痛みはどうなってしまうのでしょう。小さな声を上げて気づかれなかったら、次はもっと大きな声を出します。つまり、単なる胃痛ではなく、もっと耳を傾けてくれるような状態となって表れるわけです。

    食べること、食が人生に与える影響はとても大きいと思うのです。どんな影響があるか、どんなものをどんなふうに食べるのがいいか、それを知ることはとても大事だともおもいます。食べるものは薬にも毒にもなります。でもそれは、これさえ食べていれば大丈夫、これさえ食べなければ大丈夫、ということではないと思うのです。

    胃が痛くなったら、ちょっと食べ物に気を使って、そのうえで、その根っこはなんだろうと目を向ける。食事以外に改善すべきポイントがあるかもしれません。そうして、食べるという行為にきちんと向き合ってみる。ちゃんと味わっているだろうか? 今、これを本当においしいと思って食べているだろうか? 対象がなんであれ、真剣に向き合うことで自分自身が見えてくるものです。食は五感を使うので、よりいっそう今の自分に向き合いやすくなります。そんなふうに食べることを大事にしていくことで、身体と心と魂が調和して、自分を最高に生かしていけるのではないかなと思うのです。

    今日食べたもの:トマトと茄子とバジルのパスタ

    あんまり火を使いたくないなあというときの冷製パスタです。冷製、とはいえレストランのようにキンキンには冷やしません。また、トマトを生のまま使うので消化力の高いお昼向けのレシピです。

    茄子トマトを適当なサイズに切り、茄子をオリーブオイルで炒めます。しんなりしたらで味付けします。ボウルに熱いままの茄子とトマトを入れてざっと混ぜ合わせます。茄子の熱と塩でトマトが少ししんなりします。常温か冷蔵庫で冷まします。

    塩をたっぷりいれたお湯でパスタをゆで、流水で冷やします。茄子とトマトを合わせたものにパスタバジルを加えて和え、お皿に盛ります。

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2015/08/048530vege_pasta.html
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