その乾燥、リップクリームに原因があるかもしれません。
リップクリームが乾燥を招いている!?
「StyleCaster」の記事によると、リップクリームに含まれる保湿成分によって、かえって唇を乾燥させてしまうことがあるそうです。ある皮膚科の専門医は
とくに乾燥した環境では、ヒアルロン酸やグリセリンといった保湿成分は、肌の水分を外に逃がしてしまう。
(「StyleCaster」より意訳引用)
と話しています。保湿成分として親しみのある成分が、かえって乾燥をまねくことがあるのはどうしてなのでしょう。
リップクリームは脂質成分と保湿成分が重要
じつは、保湿成分がその効果を発揮するのは、肌をバリアして、水分の蒸発を防いでくれる役割のある成分と一緒に使用するからこそなのです。
このバリアの役割をしてくれるのが、よくリップケア用品に使用されている「ビーワックス(蜜蝋)」や「シアバター」といった脂質成分を含んだ原料。
脂質成分と保湿成分がバランスよく配合されたとき、保湿成分は本来の「水分を保つ」働きができるというわけです。
保湿成分ばかりのリップケア用品を使ってしまうと、かえって唇がカサカサにという思わぬ事態になることも。購入前に成分表示を見て、きちんとバリア機能をもつ成分が一緒に配合されていることを確認したほうがよさそうです。
また、気をつけたいのが就寝前のファイスケア。
化粧水やクリームを、無意識に唇にもつけていませんか? それに含まれる保湿成分で、寝ている間に唇が乾燥してしまう可能性も。シアバターやオイルなどで唇をしっかりカバーしてから眠るようにしましょう。
唇に潤いを与えたあとは、オイルでカバー。この法則をしっかり守って、冬の「カサカサ唇」とはサヨナラしましょう。
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