2012年12月21日、古代マヤ歴5125年のカレンダーが終焉――。そのことから、地球が滅亡するとか何か重大なことが起こるとか、さまざまな説が流れています。

でも、この映画『マヤ―天の心、地の心ー』を見ると、「むやみに騒ぐんじゃなくて、起こっていることをちゃんと知らなきゃ」そんな風に思いました。(ちなみに公式サイトのこちらから、マヤ人の住むグアテマラで何が起きているか、一部を知ることができます。)


不当なカタチで繰り広げられる鉱山の開発や、過剰な利益追求の結果おこなわれる遺伝子組み換え……。マヤの人々の暮らしを通じて見えてくる、さまざまな問題。








映画『マヤ―天の心、地の心ー』はタイトルのイメージとは異なり、スピリチュアルな感じはほとんどありません。むしろ社会派な映画。カレンダーの終わりが意味する真のこととは、現代人である私たちへの“警告”のようにも思えます。








ハリウッド映画の大作のように決してハデではないこちらの映画。でも、芸術の秋、たまにはこんな“未来について考える映画”を、大切な人とゆっくりご覧になってみてはいかがでしょうか。

公開日の10月6日(土)、翌日の7日(日)には、日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2011や、2011年世界経済フォーラム(ダボス会議)が選ぶ日本の若手リーダー30人に選出された、エシカルジュエリーブランド『HASUNA』の代表、白木夏子さんがトークイベントに登壇します。先着順入場なので、ご希望の方はお早めに会場に足を運んでくださいね。

(C)Eric Black

映画『マヤ―天の心、地の心ー』

公開:2012年10月6日(土)〜
劇場:渋谷アップリンクほか

第24回 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭 オフィシャルセレクション
バンクーバー国際映画祭 2012 オフィシャルセレクション

監督・脚本:フラウケ・ザンディッヒ、エリック・ブラック
撮影監督:エリック・ブラック 助監督:フロリーナ・メンドーサ 
製作:アンブレラ・フィルムズ・プロダクション、ZDF/3SAT共同製作
配給:ユナイテッドピープル
(99分/2011年/ドイツ/スペイン語/カラー/16:9)

(MYLOHAS編集部/佐々木)

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