今回は「巻物でセンスが出せない」というお悩みに答えていきます。
ストール、マフラー、スカーフなどの巻物は、季節を問わず、積極的に取り入れていきたいアイテムです。たかが巻物、されど巻物。サブアイテムではありますが、コーディネートの出来を大きく左右する重要な役割を担います。
アウターとの相性、素材にこだわる
いまの季節、すてきに巻物を使いこなすために気にしなければいけないのは、アウターとの相性。
たとえば、無地のコートに無地の巻物を合わせたいのであれば、気にするべきは、素材。オウトツのないシンプルな生地のコートには、ニットや、ざっくり編まれた生地のものなど立体感のある素材のものを合わせましょう。そうすることでコーディネートにメリハリがつき、おしゃれ度はグンと上がります。無地+無地の場合、似たテンションの素材同士を合わせると、コーディネートをのっぺりさせ、おしゃれさを吸い取っていくこともあるので要注意です。
春に向けて取り入れたいのは「柄物」
ただ、これから暖かくなっていくと、ざっくりした巻物を見つけるのが難しいのも確か。であれば、柄物の出番です。柄のある巻物なら、同じような素材でもコーディネートにメリハリをつけてくれます。よく言われることですが、その柄の中に、アウターの色が入っているものを選べば、巻物だけが浮くことはありません。より馴染ませたいなら、アウターの色が多く入っている柄を選びます。逆に、アウターの色の分量が少ない柄のものを選べば、コーディネートのポイントとして、巻物を効かせることができます。
顔の近くにくる巻物は、大人こそ、ちょっとお金をかけて奮発してもいいアイテムです。良質な物を選び、気分よく使いこなしていきたいですね。
あわせて読みたい
【新連載・おしゃれのおさらい#1】ボトムスとタイツとシューズの関係
イラスト/米山夏子