彼女たちには、ある共通点がありました。
それは、「ローグ」力が高い、ということ。
「ローグ」って?STARWARSDAILY (Clint Sceeles)さん(@starwarsdaily)が投稿した写真 - 2016 11月 26 8:27午前 PST
最近、目にすることが増えた「ローグ」という言葉。
2016年12月16日(金)に公開が迫った『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』がきっかけでしょう。
英語の「rogue」は、「悪党・ゴロツキ」と訳されますが、悪者を意味するほかの単語とは、ちょっと違うニュアンスがあります。
一般的に、「悪役・悪者」に使われる英語は「villain」。これは、自分の行動が悪だとわかっていて行っている、確信犯的なニュアンスがあります。そして「criminal」は、犯罪者。社会的なルールに違反して、その罪を問われる人、という意味。
一方で、「rogue」は、信条やサバイバルのために行動を起こしたら、それが社会的模範に反する結果になってしまった。そのため、まわりからは悪とみなされて、「悪党」とレッテルを貼られる、という感じ。
アメリカでは「ローグ」という名の日産車もあるほどで、必ずしもマイナスの意味で使われるとは限りません。
自分を貫く「ローグ力」の高い女性レディー・ガガやリアーナ。少し上の年代ではマドンナ。
彼女たちに共通するのは、自分を貫く姿勢。それが、私の考える「ローグ」力です。
言動が既成概念から外れることも多く、批判の対象になりがち。でも、まわりに流されないで信念を貫き、サバイバルしているタフな彼女たちは、高いローグ力を持っています。
ローグな態度のキーワードは、「unapologetic」。つまり、自分の言動に言い訳はしないで、悪びれずに堂々としているということ。
ただし、才能や実力、実績がローグ力と比例している点は、忘れることはできません。
ガーリーな印象のフェリシティ・ジョーンズが、男たちを率いる『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』。
主人公がどんな「ローグ」ぶりを見せてくれるのか、もう楽しみでたまりません。
写真/gettyimages
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