週刊『夏野総研』vol.545【全世界vs日本。ナビタイム無敵の「裏道戦略」】

▼第545号
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023/08/08

夏野剛メールマガジン 週刊『夏野総研』
　　　　　　　　　　　vol.545
　　【全世界vs日本。ナビタイム無敵の「裏道戦略」】
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《目次》
01.時事ネタキュレーション
02.先週の出来事
03.Reading the world
04.Q&A
05.Product Lab
06.Good Food Good Life
07.ビジネスモデル分析のバックナンバーをピックアップしてみた
08.編集後記

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【01.時事ネタキュレーション】
　日々のニュースも見方を変えればいろいろなことが見えてくる。当コーナーは未来を読むためのニュースを、私がキュレーターとなって解説していくものです。
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◆ドコモの回線品質、都内4駅で改善　対策に効果　ただし測定条件は開示せず
https://bit.ly/3DJFXiv
〈概要〉
　NTTドコモが夏の通信品質改善を約束してから、新宿、渋谷、池袋、新橋の4駅での通信状況を公開。瞬速5Gエリア拡大や周波数間の制御強化などを行い、結果として5G、4Gのスループットを確認。全体としては過渡期的対策で、更なる改善策を進行中。

〈コメント〉
　格安スマホならまだしも、ドコモがこの体たらくとは……。
　ドコモは通信品質に絶対的な信頼感があった。だが、誰もが思っていたような「ドコモなら大丈夫」という安心感が揺らいでしまっている。
　
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◆なぜ？　日本のキャッシュレス決済手数料が高い理由
https://bit.ly/3qjU37g
〈概要〉
　もんじゃ焼きで有名な商店街で、クレジットカードの使用を尋ねた際、「使えますが現金希望」との回答された。米国や英国の手数料と比較し、日本は高い。

〈コメント〉
　日本のカード事業は、銀行の子会社が先駆者として参入したことで、その影響が色濃く残っている。銀行の子会社という特異な背景から、人件費が高騰し、業界全体の効率性が欠如してしまったのだ。
　そして、この不効率性が、現在の業界相場の形成に大きく寄与しており、その結果として消費者や商店にも影響を与えている。
　もし、これがITベンチャーによってキャッシュレスが推進されていたなら、事情も異なったはずだ。

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◆京王電鉄、新宿再開発に3000億円　高層ビルや商業施設
https://s.nikkei.com/3YnXer6
〈概要〉
　京王電鉄が、新宿駅周辺の再開発計画を明らかに。総事業費は約3000億円。2028年度に高さ225メートルのビルを開業予定。
　また、「京王百貨店新宿店」を建て替え、高さ110メートルの商業施設も予定。

〈コメント〉
　都市の再開発は絶え間なく進む。渋谷に次いで、新宿の開発が進められるが果たして新宿を再生することができるか。
　特に新宿は駅ビルが今までパッとしなかった。この再開発によってどこまで先進的になれるか、期待。