<提供元サイトで全文を読む>

肥満。それは誰もが抱える最もメジャーなコンプレックスのひとつではないでしょうか?

特に、最近の女性は肥満と言うワードに敏感で、太っている様には決して見えない人ですら「自分は肥満なのでは?」と思い悩む姿を目にする傾向があります。

日本人の平均身長が昔に比べ高くなっているにも関わらず、女性の体重の変動はほとんど無いと言う話も。

そんな大なり小なり皆が抱える「肥満」と言うコンプレックスですが、私自身もこのコンプレックスに幼い頃から悩まされて来ました。ですが、ある小さなきっかけで変わることが出来たのです!

今回は、私が変わったきっかけ、ダイエット方法のケースをご紹介します。同じ悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。

肥満と言うコンプレックス


いつからなのかは覚えていません。ですが、気付けば私はいわゆる「肥満児」でした。

両親にとって初めての子供で、沢山の愛情を注いでもらって。それはもうスクスクと育っていきました。

何でも与えられたものを食べ、食事をガマンしなさいとは一度も言われたことはありません。

両親から何度か「不自由ないよう、子供にはおなかいっぱい食べさせてあげたい」と語られた記憶が残っています。

そんな中で少なくとも小学校に入る頃には、コロコロとした肥満児の私が完成していました。

小学校に入ってからの私は、当時スーパーファミコン全盛期で、毎日家に篭ってゲームに熱中していました。

運動に全く興味の無かった私は、学校の友達が家に遊びに来て、おかしを食べながらゲームで遊んで......。この頃自分が肥満であると言う自覚はなく、また肥満による嫌なエピソードを体験したこともなく、ただただ楽しかったです。

ですが今思い返してみると、小学校低学年の夏休みの間に5キロ体重が増えた記憶がハッキリ残っています。

その時の私はのほほんと「わあ、増えたなあ」位に軽く考えていましたが、今思い返すとひと夏で5キロ増加なんて信じられない話です。当時はことの重大性を理解していませんでした。

変化があったのは小学校高学年になってからです。小学4年で別の学校に転校した私は、そこでも仲の良い友達に恵まれ、それなりに楽しい生活を送っていました。

ただその頃になると、男子と女子の間に異性としての意識が芽生え、楽しければそれでいい!と言う空気から少しずつ距離を置いた、息を潜め相手を伺う空気を感じ始めました。

いわゆる思春期に差しかかっていたのです。男女問わず和気あいあいとした雰囲気から、少しずつ緊張した、微妙な空気に変わっていったことを覚えています。

デブと罵られて......。


そんな中、不良に近い男子グループが現れて、クラスの空気が悪い方向に変化していきました。男女間の関係も最悪で、私も男子達と口論になることがしばしばです。

そんな中、言われた言葉があります。「うるせえ、デブ!!」

この頃になると、私も異性を意識し始め、人並みに淡い思春期に突入していました。

ですが、身長は約160センチ、体重は70キロ。肥満です。

思春期に入り始めて初めて放たれたその言葉に、ようやく私は「私はデブなんだ。肥満なんだ」と自覚し、その事実を恥だと認識するようになりました。

その後の小学校生活には良い思い出はありません。

デブだと言われ、罰ゲームで告白をされ......。体育の授業で当時人気のあった男子と組立体操をしたところ、私の重さに耐え切れず男子が手を離し私はひとりで転倒しました。

今思い出してもこの時期のことはほろ苦い思い出として残っています。

こうした積み重ねの中、私が男子を苦手に感じるのは自然の流れだったのかもしれません。

中学受験にチャレンジし、無事合格した私は心の平和を求めて女子校で中学、高校生活を謳歌することになりました。

中学と高校を過ごして育った「変わりたい」という思い





<続きを読む>