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~ヘブンブリッジ(天国の橋)編~

パチンコメーカーの老舗・西陣が廃業するというニュースが飛び込んできました。数年前、西陣と同様にファンから惜しまれつつも別れの時を迎えてしまった奥村遊機、マルホンや高尾の民事再生の件など、儚く悲しいお知らせは定期的に届いています。ここ1~2年は以前と比べてパチンコ・パチスロ機のゲーム性や出玉性能が向上したように思えますが、それでもまだ全国のホール軒数は減少の一途を辿っており、直接の商売相手であるホールがその調子だとメーカーも厳しい…という状態が続いているようです。

西陣と聞いて思い出す機種は、オレがパチンコを始めたばかりのまだ十代の頃、「勝つために打つ」という行為を覚え、ホールに行くことが何よりも楽しくて仕方がなかった時代に打っていたハネモノ「ヘブンブリッジ」だ。

シーソーのような形状の役物(※橋)が中央で上下運動を繰り返しており、チャッカ-入賞により開いたハネから玉が役物内へ入ると、その橋によって左右どちらかに振り分けられる。左の地獄ゾーンへ落ちればハズレ、右の天国ゾーンへ落ちれば大当りのチャンス。天国ゾーンでは天使の役物が手をおわん型にして待ち構えているのだが、その天使自体もグルグルと回転しており、天国側へ傾いた橋の終点から玉が落ちる際、ちょうど天使がその終点を塞ぐ形で回ってきて玉をすくい上げてくれれば大当りとなる…という仕組みだ。気になる方は動画を探してもらった方が早いだろう。

要は、「橋によって左と右のどちらに振り分けられるか」の1/2と、「天国へ落ちたとしてそのタイミングで天使がちょうど回ってくるかどうか」の2つ関門があるわけだ。

…なのだが、実はこの機種の役物の動きには台によって個体差があり、それが攻略法へと繋がるのだった。