「250年ほど前、私の郷里、長州藩は巨額の財政赤字に苦しんでいました。財政再建のために検地を行い、4万石あまり収入が増えました」
10月1日、安倍首相が来年4月の消費税引き上げを宣言した。長州藩のくだりは、その“消費増税スピーチ”で飛び出したものだ。検地とは、農村から徴収する年貢を定めるために実施された農地の査定。江戸中期、財政難の長州藩は農地管理を徹底することで税収を増やしたというのだ。安倍首相は、その4万石の使い道にも触れた。
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