【のりこえねっと通信0050号】今週の『のりこえねっとTV』の放送は17日(金)に変更となります。
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■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■    のりこえねっと通信 0050号 2014年10月14日発行
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■                        ◆転送歓迎◆
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★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
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 賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま

 3年もの間、脱原発を経産省前で訴えてきたテントひろばが12日、新社会
運動代表のSらにより破壊されました。中をめちゃくちゃにし、テントの天
井に穴をあけるなど、大きな被害をうけました。彼はヘイトデモの首謀者と
してこの間数々のヘイトスピーチを繰り返してきました。昨年も2回経産省
前のテントを破壊していますが、昨年に引き続き丸の内署が事情聴取しただ
けで解放されたもようです。
 カウンターが、ヘイトデモ参加者への抗議中に、メガネを一時的に取り上
げただけで8人も逮捕・拘留したのに比べて、あまりにもレイシストに甘い
対応ではないでしょうか?これでは国連人種差別撤廃委員がヘイトデモに
「警察が寄り添っているように見える」という感想を漏らした通りになって
いるのではないでしょうか。
(10月13日東京新聞朝刊社会面で写真入り記事になっています)

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〈今号の目次〉
1.のりこえねっとTV 、今週は17日になりました  
2.10月6日のりこえねっとTV報告
 「ヘイト内閣全解説! 安倍内閣とレイシストとの深い関係
  解説:野間易通」
3.今後の反レイシズム情報
4.今週のヘイト街宣・デモ Pick Up
5.新聞・雑誌記事・Webより
6.のりこえねっと動画アーカイブ公開
7.11月2日「東京大行進2014-差別のない世界を、子どもたちへ。」
  ご案内
8.ボランティアスタッフ募集(リサーチ、TVスタッフなど)
9.お詫びと訂正
10.編集後記


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●1.のりこえねっとTV 今週は金曜日に変更です

 毎週月曜日午後9時から、のりこえねっとTVを放送していますが、今週は
出演者の都合により、金曜日に変更します。聞き手は、北原みのり共同代表
です。内容等については、決まり次第お知らせしますので、お待ちいただき
ますようお願い申し上げます。


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●2.10月6日のりこえねっとTV報告
「ヘイト内閣全解説! 安倍内閣とレイシストとの深い関係 解説:野間易通」

 閣僚や自民党の政治家がネオナチの国家社会主義日本労働者党の山田一成
と一緒に撮った写真が海外メディアに流れているが、日本のメディアではま
ともには取り上げない。ツイッターからの発信が海外メディアに載ってよう
やく日本のメディアも書くような状況なので、これからもしつこくやってい
きたい。またこの間の経過は、個人や小グループが掘り出した情報をネット
経由で直接海外に発信できることを示している。

 最初に問題化した高市早苗総務相とヒトラー主義者の山田氏の写真

 最初に問題化したのは高市早苗総務相がヒトラー主義者の山田とのツー
ショット。山田は反ユダヤ・外国人排斥を主張する80年代からの純粋ネオナ
チ活動家で、最近のヘイトデモで掲げられる鉤十字の源流は彼らに遡ること
ができる。日本軍「慰安婦」問題にしても海外と国内の論調がまったく乖離
し日本が孤立した状態で、海外の記者には日本でヘイトスピーチが蔓延して
いるという意識がある。こうした中でこの写真を問題にする必要がある。な
ぜならたまたま撮った写真ではないからだ。彼らはロビーイングを通じて保
守政治家との交流を深めてきた。その結実として安倍内閣がある。
 もとは『撃論』誌のインタビュー記事に掲載された写真だが、同誌は山野
車輪らが関わった典型的なヘイト雑誌で、結成直後の在特会も登場してい
る。在特会だけでなく保守の市民運動が15年間こうした活動を地道に進めて
内閣まで一色に染めるに至った。リベラル雑誌はこれらに対応できていな
い。2000年代以降の保守は必ずレイシズムと結合しており、嫌韓などから排
外主義に結びついていくパターンが多い。また「死ね」とか「殺せ」といっ
た乱暴な言葉を使わなければレイシズムではないと勘違いしている保守が多
いが、むしろ本体はこちらであり「頑張れ日本」や日本会議などがレイシズ
ムに傾いているのがこの15年の状況だ。その集大成が安倍内閣であり、そこ
に至る証拠として多くの写真や動画が残されている。
 また高市は94年ころの本に推薦文を書いている。出版直後にイスラエル大
使館から抗議の声が上がりすぐに流通しなくなったが、ヒトラーの選挙戦略
に学ぼうという内容で自民党の選挙担当者の著書だった。高市本人はともか
く、その周囲にはネオナチやヒトラーの好きな人が集まってくるような人柄
と思われる。

 片山さつきはネトウヨのアイドル

 91年に山田のほかに瀬戸弘幸らが関わってネオナチの連合組織を結成し
た。当時、瀬戸はイラン人やバングラデシュ人の排斥運動をしており、若い
人にも人気で影響力もあった。彼らのネオナチ人脈が現在のヘイト運動に重
なってもいる。瀬戸の弟子にあたるネオナチの動画やデモの激励などには自
民党の片山さつき議員が登場する。
 片山はレイシストに人気があり、彼らの望むことを代弁してくれたり、簡
単に信じてくれる政治家として有名だ。東大出だが頭の良さとネトウヨ的思
考は別の回路のようだ。ネトウヨっぽく生活保護不正受給や特権だとか片山
が煽って応援デモが起こった。その後に在特会が新宿で演説中に文句を言っ
た老人を集団暴行するに至り、ヘイトクライムをすでに起こしている状況に
ある、片山は弱者へのヘイトクライムを煽った人間と認識しているし罪の重
い政治家といえる。だからネオナチなどと一緒の写真がたくさん出てくると
いうのは偶然ではなく必然であり、そういう考え方の人々とずっとつきあっ
てきた結果だ。最近は政治家の間では在特会が鬼門になり、在特会との関係
を必死に否定しようとする傾向があるが、片山はネトウヨへのリップサービ
スを重ねるなどこの面での勘も鈍いと言わざるを得ない。

「DVと言えば何でも正当化」稲田政調会長の本音

 稲田朋美政調会長は、10年ほど前から歴史修正主義にまつわる裁判を弁護
士としてサポートしてきた。男女共同参画基本法やジェンダーフリー反対に
熱心で、04年ころのネット掲示板では稲田が熱心にやってくれているとの書
き込みが多数見られた。中でも酷いのは07年の『正論』誌でのDV否定発言だ
ろう。DVといえば何でも正当化されて被害者救済とインプットされ、それに
疑いを挟む者は無慈悲で人権感覚に乏しい人非人といわんばかり、そこのけ
そこのけDV様のお通りお犬様の如し、というものだった。これではDV被害を
訴える人は声を上げにくくなる。根本的に人権感覚のない極右政治家と言える。
 安倍内閣は女性を重用したと言うが女性の権利に反対してきた人ばかり
で、生物としての女性というだけ。過去の男性偏重の価値観を共有する人で
固められている。高市も同様で、婚外子の遺産相続に違いをもうけるのは差
別という判決にものすごく悔しいと発言している。基本的にそういう人たち
ばかり。では彼らがどこと結びつくのか。雑誌では『正論』や『WILL』、市
民団体は草の根保守だ。大阪の真・保守市民の会は救う会大阪の増木重夫と
もリンクし、増木と山谷えり子国家公安委員長が一緒に撮っている写真もあ
る。救う会大阪は問題があって救う会全国協議会からは除名されている団体
だ。増木や主権回復を目指す会の西村修平らが街宣をやりつつレイシズムの
根を日本に植付けていった。

 15年かけて過激化した草の根保守=行動する保守

 08年ころまでは、歴史認識にかこつけた日本軍「慰安婦」や竹島(独島)
などの問題については排外主義の立場は同じであっても、保守の市民運動は
言葉としてはいまのようには酷くなかった。いまのようなめちゃくちゃな奴
らは第1次安倍内閣成立直後から出てきた。完全に連動しているのだ。昔か
らの交流を重ねた結果そうなっているのだからきちんと問題にして欲しい。
たまたまネオナチと写真を撮っただけという扱いで国内メディアは反応が鈍
いが、海外メディアはその背後関係を疑う。極めつけの写真は増木と安倍の
ツーショット。増木によれば安倍が自分のことを覚えていたという。かなり
前からすでにリベラルな言論に対する保守市民運動の攻撃が起こっていた。
01年には戦時性暴力についての松井やより氏の講演を襲撃し、それに対して
保守知識人や学者が言論の自由を盾に弁護の論陣を張った。そうやって日本
軍「慰安婦」などの集会への妨害を重ねていって過激化したのが現在の在特
会など草の根保守だ。彼らは15年くらいかけて方法を編み出し試しつつここ
までやってきた。
 要するに、海外メディアを中心に広がった写真や動画は偶然の産物ではな
いということだ。ネトウヨは地道にヘイト思想を広める努力を惜しまなかっ
た。15年かけてそうやられれば政治家たちは影響を受けることになる。90年
代には片山のような馬鹿な政治家は考えられなかった。また高市もヘイトス
ピーチ規制のプロジェクトチームでデモを規制しようと言うなど、根本的に
何かが欠落していると言わざるを得ない。

 リベラル派不在の自民党=15年かけて完成した安倍ヘイト内閣
 
 自民党内リベラルが民主に抜け出て、民主が崩れた後には保守リベラルが
いなくなってタカ派のネトウヨみたいな連中が自民党内に残っているだけと
いう面はあるだろうが、みなが馬鹿な方向に流れている感じが強い。それに
対して一過性のこととなめてかかったり、あるいはこういう写真が出てくる
ことについてもたまたまで撮ったものだろうと流さないことが大事だ。
 15年の蓄積の上にできあがったヘイト内閣であり、その痕跡が過去の写真
や動画に少しずつ残っているとみるべきだ。だから安倍内閣がやろうとして
いることはファシスト的というよりナチズムに近い政策といえる。これまで
にない右傾化内閣との意見が多いしマイノリティはとくに恐怖を感じている
だろう。真面目に分析して真面目に反対しないと危険だ。とくにマスメディ
アにそう訴えたい。


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●3.今後の反レイシズム情報
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★公式サイト 学習会カレンダーにも順次掲載致します!
http://www.norikoenet.org/workshop.html#callendar
★集会・デモ・カウンター・セミナーなどのお知らせを掲載します。
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字以
内で、お送り下さい。件名に「のりこえねっと通信掲載希望」と明記して下
さい。

1)緊急シンポ!「朝日バッシングとジャーナリズムの危機」

日時:10月15日(水)18:30~
会場:文京区民センター3階
(都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分)
会費:1000円
発言:青木理(ジャーナリスト)/野中章弘(アジアプレス代表)/新崎盛吾
(新聞労連委員長)/森達也(作家)/池田恵理子(アクティブ・ミュージア
ム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)館長)/下村健一(慶応大学特別招
聘教授)/永田浩三(武蔵大教授)、香山リカ(精神科医)、雨宮処凛(作
家)他。
進行:篠田博之(『創』編集長)
主催:10・15集会実行委員会(『創』編集部/アジアプレスインターナショ
ナル/アジア記者クラブ/『週刊金曜日』編集部/他)


2)<シンポジウム 早稲田からヘイトスピーチを考える ~ヘイトスピー
チ・カウンター・政治的逮捕~>

日時:10月17日(金)18:20~
会場::早稲田大学16号館305教室
 (東京メトロ東西線早稲田駅徒歩5分
 中央図書館前の西門から入るとすぐ左側の建物が16号館です)
内容:
第1部 講演「ヘイトスピーチとはなにか」(安田浩一=ジャーナリスト)
第2部 7.6事件の経過報告と会計報告(増井真琴=救援会責任者)
第3部 共同討議 ヘイトスピーチ・カウンター抗議・政治的逮捕
(司会:杉本宙矢=早大院生、A君=7.6弾圧当該、中村仁美=早大生、
酒田芳人=弁護士、安田浩一=ジャーナリスト、山口祐二郎=憂国我道会)
主催:7.6早稲田カウンター学生弾圧救援会
(早大生有志+共同運営実験スペースりべるたん)


3)WAM連続セミナー②「慰安婦」制度は戦犯裁判で裁かれたの?
―戦犯裁判の記録から

日時:10月17日(金)18:30~
会場:wamオープンスペース(東京都新宿区西早稲田2-3-18 AVACOビル2F)
参加費:800円
講師:林博史さん(関東学院大学教授)
主催:女たちの戦争と平和資料館(wam)


4)日本における人種差別を考えるシンポジウムーヘイトスピーチをきっかけに

日時:10月19日(日) 13:00~17:00
場所:専修大学・神田校舎 5号館551教室(東京都千代田区神田神保町3?8)
  http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/campus.html#map_kanda
 (水道橋駅西口徒歩8分 地下鉄・神保町駅A2出口徒歩3分)
内容:
第1部 基調講演(通訳あり) パトリック・ソーンベリー氏
(イギリス・キール大学名誉教授 国際法専攻、前人種差別撤廃委員会委員)
第2部 パネルディスカッション
* パネリスト 
西土彰一郎氏(成城大学法学部教授、憲法・情報法)
師岡康子氏(弁護士、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究
員)
藤本美枝氏(弁護士、JCLU外国人の権利小委員会)
* コメンテーター
パトリック・ソーンベリー氏
* コーディネーター
旗手明氏(JCLU理事、外国人の権利小委員会)
参加費:1000円
主催:公益社団法人自由人権協会
   専修大学人文・ジャーナリズム学科・同社会科学研究所


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●4.今週のヘイト街宣・デモ Pick Up

カウンター行動(抗議行動)される際は、十分お気をつけ下さい。
経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。

1)朝日・外国人優遇糾弾などの街アピールin甲府!
●日時:10月19日(日)13:30~15:30
●場所:JR甲府駅南口 武田信玄公像付近
●主催:山梨しきしま会
※普段ほとんど活動が行われない山梨県での差別街宣です。差別街宣の実態
をレポートして頂ける方がいたらお願いします。

2)橋下市長も廃止を主張する特別永住許可制度!嫌韓ブームの次はいよい
よ在日問題に目を向けよ!街宣
●日時:10月19日(日)15:30~17:00
●場所:近鉄難波ビル前(大阪市中央区難波4丁目1-15)難波駅21番出口
●主催:在日特権を許さない市民の会 大阪支部
※ありもしない在日特権からヘイトスピーチを絶叫することが予想されま
す。橋下市長の半分在特会に加担していると言っても良いような発言を利用
しています。


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●5.新聞・雑誌記事・Webより

1)李信恵氏 差別撤廃に掛ける想い by 冨田すみれ子・特派員

日仏共同テレビ局フランス10  10月7日

 在日コリアンでありフリーライターの李信恵氏の第一回口頭弁論が大阪地
方裁判所にて10月7日、行われた。
 李信恵氏は8月18日、在日特権を許さない市民の会(在特会)と同会の桜井
誠会長、そしてまとめサイトである保守速報に対して損害賠償を請求する訴
訟を起こした。
 李信恵氏は在特会と保守速報によるヘイトスピーチ・差別や誹謗中傷を受
け、差別撤廃や再発防止の為に訴訟を決意した。今回被告側は姿を見せず、
次回期日は12月16日に予定されている。なお、保守速報との裁判は第一回口
頭弁論が10月30日10:00から大阪地方裁判所にて行われる。
 公判終了後に開かれた報告会には100名を超える人が集まり、上瀧浩子弁
護士や報告会主催団体である「李信恵さんの裁判を支える会」(リンダの会)
スタッフの話に聞き入った。 李信恵氏は報告会で、公判傍聴に来た人々に
感謝の思いと裁判に向けた決心を語った。

http://www.france10.tv/social/3777/

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2)ヘイトスピーチ 規制を 全会一致 奈良県議会が意見書
「ブラックバイト」根絶への意見書も

しんぶん赤旗 10月8日

 奈良県議会は閉会日となった6日、社会問題化しているヘイトスピーチ
(憎悪表現)に反対し、その根絶のために法規制を求める意見書を、全会一
致で可決しました。都道府県段階では初めてです。
 意見書では、▽大阪高裁が7月の判決でヘイトスピーチは憲法と人種差別
撤廃条約の趣旨に照らして許されないと明確に判断を下したこと▽国連人種
差別撤廃委員会が8月、日本政府に対して「捜査を行い、必要な場合に起訴
するべきだ」と勧告したこと―を指摘。その上で、政府に対し、ヘイトス
ピーチに「毅然(きぜん)とした立場で臨み、根絶のための国内法の整備を
進めるよう強く求める」としています。
(略)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-10-08/2014100804_04_1.html

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3)ヘイトスピーチ訴訟:李さん「学校裁判に続け」 地裁初弁論 /大阪

毎日新聞 地方版 10月8日

 インターネット上の「ヘイトスピーチ」(差別を扇動する表現)で、名誉
を傷つけられたとして、在日朝鮮人のフリーライター、李信恵(リシネ)さ
ん(43)=東大阪市=が、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)
と、同会の桜井誠会長を相手取り、約550万円の損害賠償を求めた訴訟の
第1回口頭弁論が7日、大阪地裁(古財英明裁判長)であった。李さん側が
訴状の概要を読み上げ、在特会側は請求棄却を求める答弁書を提出した。次
回弁論は12月16日。
 訴状などによると、李さんはネットニュースのライターとして、ヘイトス
ピーチを批判する記事を執筆。桜井会長らは昨年1月?今年7月、動画配信
サイトなどで人種差別撤廃条約が禁止する発言を繰り返した、とされる。
 在特会側代理人弁護士によると、事実関係はおおむね争わず、「名誉を傷
つけない批判だった」などと主張していく方針。
 弁論終了後、大阪市中央区で報告集会があった。李さんは「昨年判決が
あった(京都朝鮮第一初級)学校の裁判を傍聴する中で、『次は私が』と裁
判をする気持ちになった」と話した。【松井豊、後藤由耶】

http://mainichi.jp/area/osaka/news/20141008ddlk27040391000c.html

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4)[寄稿] 日本の「ネット右翼」を見れば韓国の「イルベ」の未来が見え
てくる

ハンギョレ21  10月8日

日本で差別的発言を分析してきた高史明氏の提言
セウォル号遺族“無賃乗車論”は在日韓国人“特権論”と瓜二つ
弱者に向かった偏見・差別はすでにタブーではない

 ネットで行き交う言葉をそのまま表に持ち出して嫌韓デモを始めた日本の
ように、最近のインターネットサイト「イルベ」の会員たちもソウル光化門
広場で“カミングアウト”を強行した。
 日本ではここ数年、インターネット上におけるコリアンに対する差別的な
投稿の内容がエスカレートしている。直接的な差別も多いが、なかには「在
日コリアンは日本で特権を享受している」といった“変化球”的な誹謗中傷も
少なくない。実は韓国のインターネット上でも女性や特定の地域の人に対し
て似たような攻撃をする現象があり、最近ではセウォル号沈没事故の遺族に
対して「無賃乗車」をしているといったデマが流されている。Twitterに投
稿されたコリアンに対する投稿を分析した日本の社会心理学者・高史明(た
か ふみあき)氏は、マイノリティや弱者に対して「特権がある」とする差
別はどの社会にも偏在するものだと指摘する。

私は現在日本に存在する在日コリアンを相手にした偏見に対して研究している。

 私が在日コリアンへの偏見について関心を持ったのは、「高史明」という
私の名前がコリアンの名前のように見えるため、クラスメイトや教師たちか
ら繰り返し嫌がらせを受けた子ども時代の経験があるからだ。私が子ども
だった、80年代~90年代には、コリアンが日本に居住するようになって既に
半世紀も経っていたにも関わらず、コリアンへの侮蔑的態度はしばしば表出
されていた。だから、近年日本で問題となり、世界的な関心事にもなってい
る在日コリアンへの偏見・差別が、近年にわかに姿を表したものであるとい
う意見は、やや的外れである。民族偏見・差別はどんな集団もその対象にな
り得るが、多くの場合、差別の対象は偶然ではなく歴史的背景に基づいて
ターゲットにされてきたのだ。
 ただし、20世紀末においては、コリアンへの偏見はしばしば表出されるも
のだったとしても、そうすることは社会的に好ましくないことであるという
規範が、(偏見を向けられるコリアンにとっては不十分であったとしても)
ある程度までは受け入れられていたように思われる。少なくとも、分別のあ
る大人は公の場ではそうした態度を表さないものだと、子どもながらに感じ
ていた。
 状況が変わり始めたのは、2002年の日韓共催ワールドカップにおいて両国
のサポーター間の確執が表面化した頃だろう。また同年、小泉純一郎元首相
が北朝鮮を訪問し拉致事件の実体が明るみに出たのもきっかけとなった。こ
の頃から、特に匿名掲示板の“2ちゃんねる”を中心に、コリアンに対する侮
蔑的な意見の表明が目立つようになり、次第にインターネット上の様々なコ
ミュニティに浸透していった。そして、インターネット上での偏見の氾濫に
やや遅れて実社会も追随しはじめ、コリアンを中傷するようなジョークが日
常会話に登場することも増えていった。 

アメリカにおける黒人差別の例を見ると 

 私がコリアンに対する偏見を研究し始めたのは、こうした背景を受けての
ことで、2006年のことだった。
 私がまず注目したのは、在日コリアンは“特権”を持っているとの言説がイ
ンターネット上で広く見られたことであった。これが興味深いのは、アメリ
カにおける黒人に対するレイシズムの研究においても、「黒人は劣ってい
る」といった露骨なレイシズムに代わって、「黒人は自分の努力不足を棚に
上げて既に存在しない差別に対する文句を言い不当な特権を得ている」とす
る、新しいレイシズムが指摘されてきたからである。この背景には、ナチス
の人種政策の反省と公民権運動という20世紀半ばに起きた2つの出来事によ
り、露骨なレイシズムが社会的に容認されなくなったことがあると考えられ
ている。
 この新しいレイシズムの相似物は、黒人だけではなく、女性や同性愛者に
ついても見出されてきた。つまり、“在日特権”言説は、在日コリアンが現に
特権を得ているという客観的事実に基づいて生じたというよりは、被差別マ
イノリティの地位が改善したときにそれへの反発として生じる、人間の一般
的な心理を反映したものであると考えることができるのである。近年では韓
国においても、朝鮮族が“特権”を持っているという言説が表れているとのこ
とであるが、これは世界的に見ると、決して新しい現象ではないのである。
 
コリアンに関する投稿の7割がネガティブな内容 

 2008年から2011年にかけて実施したアンケート調査では、在日コリアンへ
のレイシズムにおいても、上述の「侮蔑的な偏見」と「特権があるという偏
見」の2つの要素を分離することができ、またそれぞれが理論的に予測され
る効果を持つことが示された。
 ただし、これらの要素が実際にどの程度、どのような形で表出されている
のかは、さらなる検討が必要である。そこで、2012年11月から2013年2月に
かけて、「朝鮮人」「韓国人」などといった、コリアンに関する幾つかの検
索語を用いてTwitter上の11万件ほどの投稿を収集し、分析した(これは当
該期間中に行われた投稿のごく一部である)。この時期は、12年8月の李明
博(イ・ミョンバク)元大統領の竹島上陸を受けて、日本で対韓強硬論がさ
らに強まっていた時期であり、また期間中の12月には日本において民主党政
権が崩壊し、総選挙で超タカ派の安倍晋三首相率いる自民党が圧勝している。
 分析の結果、コリアンについての投稿の70%程度がコリアンに対してネガ
ティブなものであり、またごく少数のアカウントがこれらの投稿の少なくな
い部分を占めていることが明らかになった。投稿数が上位の25アカウント
(捕捉されたアカウントの0.06%)がネガティブな投稿全体に占めるシェア
は、15%近くになる。これらはおそらくbotと呼ばれる定期的に自動で投稿
を行うプログラムだが、平均的なユーザーに比べ遥かに多くのフォロワー
(講読者)を獲得していた(多いものでは15,000アカウントを超えてい
た)。このような形でネットユーザーらが、日夜“浴びるように”レイシズム
言説に接触する効果は、おそらくネットワークを介して伝播し、多くのユー
ザーに好ましくない影響をもたらしているであろう。
 次に投稿内容の分析だが、これには計量テキスト分析という手法を用い
た。幾つかのテーマについて関連語を指定し、それらの語を含んでいる場合
にはそのテーマに関する投稿であるとコーディングした。その結果、露骨な
差別的表現が10.75%、特権があるといった隠微な偏見は12.20%の投稿に表
出されていた。マスコミが“真実”を隠しているという不信感もしばしば表出
されていたが、そうしたツイートの少なくない数が、2ちゃんねるもしくは
“2ちゃんねるまとめブログ”(2ちゃんねるの投稿を取捨選択しブログ形式
で投稿するサイト群のこと)を情報源としていた。特に、マスコミが在日コ
リアンの犯罪を“通名”(在日コリアンが用いる日本風の姓名)で報じること
で、在日コリアンが不当な利益を得ているとする発言が多く見られた。マス
コミが“コリアンに関する何らかの真実”を伝えていないと疑う一方で、マス
コミ以上にバイアスのかかった“2ちゃんねる”などのメディアに依存するの
はいささか滑稽ではあるが、これは日本だけでなく、韓国の2ちゃんねらー
と言われるイルベチュン(韓国の匿名掲示板「日刊ベスト貯蔵所」のユー
ザー)においても見られる傾向だと聞いている。
 韓国においても注目されている歴史問題に関する発言も多く見られ、これ
らはしばしば、日本のコリアンに対する過去の加害行為を否定することで、
生活保護や年金などの社会保障の面でのコリアンの権利を非難するものとし
て表れていた。

ネット世論に迎合する政治家には要注意 

 このようにネットにおける民族偏見の表出され方を研究したのだが、その
一方で2014年の現在、強調しておかなければならないのは、既に日本におけ
るコリアンに対する偏見・差別の主戦場は、インターネットではなくなりつ
つあるということである。いや、確かに在日当事者にとって主戦場はもとも
とインターネットではなかったし、制度上の差別は長い間重要な問題であり
つづけてきたのだが、一般の人が日常生活でコリアンに対する偏見・差別を
表出するのを見かけることは、この1~2年でそれまで以上に急増した。本
屋には韓国(および中国)を誹謗中傷する書籍のコーナーが設けられ、地上
波のテレビでも日本を賛美し韓国などをこき下ろす番組がしばしば流される
ようになった。慰安婦問題では、朝日新聞が過去の報道の一部に誤りがあっ
たことを認めたことを受けた激しいバッシングが起こり、日本による慰安婦
への加害性そのものを否定しようとする者も多い。
 ここには長年の間インターネット上で偏見が培養されてきた土壌と、与党
に返り咲いた自民党が強固な信念を持つ安倍首相を中心に偏見・差別を肯定
するスタンスを示していることとの融合が見られる。
 もし“イルベ”に手を焼く韓国が日本から教訓を得られるとすれば、イン
ターネット上の暴力的な“世論”に迎合する政治家を選ぶことは、差別は社会
的に好ましくないことであるという社会的規範を一気に崩壊させ、“実社会
のインターネット化”を招くということであろう。

社会心理学者 高史明(たか ふみあき)神奈川大学非常勤講師

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/18458.html

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5)「辞めさせなければ、大学爆破する」 元朝日記者や大学への脅迫に批
判広がる

J-CAST ニュース 10月8日

 済州島でいわゆる従軍慰安婦が強制連行されたとする虚偽の証言「吉田証
言」を朝日新聞が報じた問題が、単なる誤報にとどまらず、学問や報道の自
由の問題に波及してきた。
 慰安婦報道にかかわったとされる複数の元朝日記者の再就職先の大学に、
大学を辞めさせなければ「釘を混ぜたガスボンベを爆発させる」といった内
容の脅迫文が届いたからだ。

「釘を入れたガス爆弾を爆発させる」
 攻撃の対象になっているのは、当初は吉田証言を最初に報じたとされてい
た清田治史氏(67)と、慰安婦のインタビュー記事を報じた植村隆氏
(56)。清田氏は、14年8月5日の慰安婦問題の検証記事では吉田証言の初報
を執筆したとされていたが、9月29日には「元記者(編注:清田氏)は当該
記事の執筆者ではないことが分かりました」という訂正記事が掲載された。
 清田氏は帝塚山学院大学(大阪府大阪狭山市)で教授を、植村氏は北星学
園大学(札幌市厚別区)で非常勤講師を務めていたが、結果として脅迫を受
けた両校の対応は分かれた。
 帝塚山学院大は9月13日に、
「清田治史氏に対して多数のご意見、お問い合わせを頂戴しておりますが、
同氏は9月13日を以て、本人の申し出により退職しましたことをお知らせい
たします」
という内容の文書をウェブサイトに掲載。この日に同大宛てに釘入りの脅迫
文が届いていたことが後に明らかになるが、大学側は脅迫文と退職の因果関
係を否定している。
 10月2日に津田謹輔学長名で発表された文書には、「現在、報道にもあり
ますように管轄の警察署に随時報告するとともに、学内の警備強化を進めて
おります。学生の安全確保を最優先と考え、今後とも最善の態勢整備に努め
てまいります」とあり、「釘を入れたガス爆弾を爆発させる」などと脅迫文
の内容を報じた報道を大筋で認めている。

http://www.j-cast.com/2014/10/08217956.html

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6)差別撲滅 選手呼びかけ

朝日DIGITAL 10月8日

「RESPECT&FAIR PLAY 差別、暴力のない世界を! 相手
を思いやる心を大切にしよう」。そう書かれたB5判の小さなチラシには、
グランパスの選手、コーチ、スタッフの思いが込められていた。
 9月20日に名古屋市の瑞穂陸上競技場であったJ1甲府戦。FW小屋松
知哉選手ら若手選手5人がファン一人ひとりに、このチラシを手渡した。同
27日の新潟戦でも、1万人を超える入場者全員に同じチラシが配られた。
 Jリーグでは、3月に浦和サポーターがスタジアム内に
「JAPANESE ONLY」の差別的横断幕を掲げ、リーグ史上最も重
い無観客試合の処分が下された。8月にも横浜マのサポーターがバナナを振
る人種差別的行為をしたとして、横浜マに制裁金500万円が科せられた。
 海外でもサッカーの試合で人種差別的な行為が頻発している。そんな状況
を懸念したスタッフがチラシ配布を発案し、選手会も立ち上がった。
 今季からJ1セ大阪に加入したウルグアイ出身のFWフォルラン選手は朝
日新聞のインタビューに「Jリーグほど多くの子どもや女性が来られるスタ
ジアムはない。日本が持つ最高の環境だ」と答えている。世界に誇る、楽し
く、安全なサッカー場を守りたい。選手、スタッフの願いは一つだ。(鷹見
正之)

http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW20141008240830001.html

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7)特集ワイド:続報真相 第2次安倍改造内閣への欧米の冷ややか視線

毎日新聞 10月10日

 第2次安倍改造内閣に向けられる欧米諸国の視線が冷ややかになってき
た。ナチスの思想に同調しているかのような極右団体やヘイトスピーチ(憎
悪表現)を繰り返す団体と閣僚らの関係が疑われているのだ。このままでは
「極右と一線を引けない政権」とのイメージが定着しかねない。

◇極右、在特会と写真撮影の女性閣僚

「海外が注目し、日本の評価に関わる在特会、ヘイトスピーチに関して、あ
いまいな答弁しかできない。その方が在特会、ヘイトスピーチを取り締まる
国家公安委員長というのはあまりにふさわしくないのではないか」
 7日の参院予算委員会で小川敏夫参院議員(民主党)が追及した。「その
方」とは、組閣の目玉として注目された女性閣僚5人のうちの1人、警察を
監督する立場の山谷えり子国家公安委員長(拉致問題担当相)だ。在日韓
国・朝鮮人の排斥を訴える「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の関
係者と2009年に一緒に写真に納まっていたことが先月発覚した。
 在特会は「朝鮮人を殺せ」などと街頭でヘイトスピーチを繰り返す団体と
して知られる。警察庁が09年に報告書でヘイトスピーチを初めて取り上げ
たほか、国連人種差別撤廃委員会も今年8月に日本政府に法規制などで毅然
(きぜん)と対処するよう勧告していた。
 海外メディアは敏感に反応した。先月25日に外国特派員協会で開かれた
山谷氏の記者会見。北朝鮮による拉致問題の早期解決を内外に訴える趣旨
だったのに、質問12問のうち9問が在特会関係者と山谷氏の関係に集中した。
 英タイムズ紙記者 何年前から(在特会関係者を)知っていますか。何回
くらい会いましたか。在特会についての気持ちをはっきり言ってもらえますか。
 山谷氏 私は選挙区が全国でありまして、たくさんの人々とお会いいたし
ます。その方が在特会の関係者ということは存じ上げておりません。(在特
会の主張について)一般論として、いろいろな組織についてコメントするこ
とは適切ではないと考えております。
 その後もヘイトスピーチについて一般論として「誠によくない。憂慮に堪
えない」と懸念を示したが、「在特会」への批判は口にしなかった。
 会見でヘイトスピーチへの警察の対応をただしたジャーナリストの江川紹
子さんは「外国メディアの記者たちも私も、山谷さんと在特会の間に不適切
な関係があるのではないか、と糾弾したわけではないんです。国家公安委員
長の山谷さんから『在特会のヘイトスピーチに毅然と対処していく』との明
言を得て、確認したかっただけ」とその場の雰囲気をふり返る。
「なのに」と江川さん。「山谷さんは結局、ヘイトスピーチをしている団体
と対立グループの衝突を取り締まりたいと言っただけで、人種差別には法律
の範囲内で毅然と対応していく姿勢を示さなかった。せっかく差別は許さな
いという日本政府の立場を発信し、誤解を解くチャンスだったのに、それを
しなかった。これでは差別を容認している国だと世界に発信した、と受け取
られても仕方がない」
 疑惑は在特会と山谷氏の関係だけではない。高市早苗総務相と自民党の稲
田朋美政調会長らが、ナチスの思想に同調しているかのような極右団体代表
の男性と個別に記念撮影をしていたことも先月発覚していた。
 この団体はホームページで「国家社会主義日本労働者党」を名乗り、ナチ
ス・ドイツの「かぎ十字」を多数掲載、海外のネオナチ団体との交流を紹介
している。また「我が人種の優秀性」「民族浄化を推進しなければならな
い」などと訴えてもいる。
 高市氏の事務所によると、写真を撮影したのは3年以上前。雑誌の取材に
同席した男性から「一緒に写真を撮りたい」と頼まれて応じた。極右団体の
代表とは知らなかったとしている。また、稲田氏の事務所は先月上旬の毎日
新聞の取材に対し、男性とは雑誌取材の記者同行者として一度だけ会い、そ
の際、写真撮影の求めに応じたという。思想や素性、名前は知らず、それ以
降は何の関係もないとしている。
 この雑誌について、高市氏は「稲田氏らと同じ月に取材を受けた」とし
て、今夏廃刊した月刊誌を挙げた。同誌は創刊号に在特会副会長(当時)の
対談を掲載したほか、系列誌に在特会会長をたびたび登場させていた。
 域内でネオナチ台頭を抱える欧州メディアの筆致は厳しい。英インディペ
ンデント紙は先月27日の記事で「安倍晋三政権は極右の横顔を見せて人々
を驚かせた」と伝え、安倍首相が戦犯として処刑された旧日本軍人の追悼法
要に自民党総裁名で哀悼メッセージを送ったことも紹介した。英紙タイム
ズ、ガーディアンも同じように批判的に報じている。
 インディペンデント紙に記事を書いたデービッド・マックニール記者は
「外国人記者は戦時中の日本の歴史を蒸し返してばかりいると批判される
が、私を含めて大半の特派員はこの種の取材よりも他の取材をしたい。日本
の政治家が歴史的事実をひっくり返そうとするから、この問題を取材しなけ
ればならなくなってしまう」(英字紙・毎日ウィークリー)と指摘する。
 主要海外メディアとしては早期の10年8月に在特会の実態を記事にした
米ニューヨーク・タイムズ紙東京支局長のマーティン・ファクラーさんは
「今の米国でネオナチやKKK(白人至上主義組織)の関係者と閣僚が一緒
に写真に納まることは考えられない。発覚したら即辞任。マイノリティーを
攻撃するような団体と一線を引けない人は民主主義の根本原則に反している
とみられる」と説明する。
 一線を引けない閣僚のいる安倍政権を米政府はどうみているのか。米政府
は昨年12月の安倍首相の靖国参拝には「失望」を表明したが、今回の写真
問題には公式のコメントを出していない。
 ファクラーさんが解説する。「基本的には日本の内政問題と考えているの
だろう。ただ、米政府は安倍政権には二つの顔があるとみている。日米同盟
強化、集団的自衛権行使の容認、普天間移設などオバマ政権が求める政策を
実行する現実的な顔は高く評価している。一方、靖国参拝や慰安婦問題など
で感情的になった顔を警戒している。同盟国・日本がアジアで孤立すること
は、アジア太平洋地域のリバランス(再均衡)政策を進める米国の国益にな
らないと判断するからです」

◇国連外交や経済にも影響?

「志をともにする国々の力をあわせてついに積年の課題を解き、21世紀の
現実に合った姿に国連を改革して、その中で日本は常任理事国となり、ふさ
わしい役割を担っていきたいと考える」
 安倍首相は先月25日(日本時間26日未明)、国連総会の一般討論演説
で「女性が輝く社会」に向けて日本が努力していると強調し、安全保障理事
会常任理事国入りに強い意欲を示した。しかし、ヘイトスピーチを繰り返す
団体と閣僚らの関係は国家の信頼を揺るがしかねない問題だろう。
「間接的な影響は『日本売り』にまで及ぶ」と警告する声まである。米在住
の作家、冷泉彰彦さんだ。
「アベノミクスの行方に関心を持つ人々は多い。だが在特会や極右団体と閣
僚らの写真の問題は『安倍改造内閣は、考え方の非常に古い支持層から送り
込まれた議員で構成されている』というメッセージと受け止められた。古い
支持層の反発を招く、構造改革に匹敵するような第三の矢(成長戦略)は実
行できないだろうとの失望が広がった」
 そこに、4?6月期の日本の国内総生産(GDP)の実質成長率がマイナ
ス7・1%(年率換算)と落ち込んだ。折しも、米シティバンク銀行の個人
向け業務や、英ヴァージンアトランティック航空の「日本撤退」が話題に。
「日本は市場として魅力がないうえ、改革も実現しそうにない。ならば……と
なる」と解説する。
「非常に残念なのは、女性閣僚5人と稲田政調会長について、女性登用では
なく、改革できない自民党のシンボルではないかとの認識が広がっているこ
とです。女性管理職登用の数値目標は、年功序列から能力主義に雇用体系を
変えて、成長戦略の第三の矢として機能すると期待された。しかし、女性閣
僚が古い体質のシンボルでは改革は難しいだろう」と懸念する。
「女性が輝く」を訴えれば訴えるほど、女性閣僚は注目され、過去も含めた
言動がチェックされる。安倍首相の口から「世界が納得する」説明を聞きた
い。【浦松丈二】

http://mainichi.jp/shimen/news/20141010dde012010007000c.html

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8)【社説】東京五輪50年 「平和」問い直す契機に

神奈川新聞 NEWS&COMMUNITY  10月10日

 1964年の東京五輪開幕から10日で50年。欧米で開催されていた五
輪が初めてアジアで行われ、日本だけでなく世界の人たちに大きな自信と希
望を与えた。6年後、再びともされる聖火が、今度はどんな輝きを放つのか
楽しみである。
 (略)
 昨年、五輪招致のスピーチで安倍晋三首相は、汚染水問題を「アンダーコ
ントロール」と述べた。だが、本当にそうだろうか。安全神話が崩れてもな
お再稼働を急ぐ姿は、被災者の気持ちをないがしろにしているように映る。
むしろ世界が注目する五輪という舞台を、再生エネルギーを軸とした社会の
モデルを示す機会にすべきではないか。
 平和や友好という面にも懸念がある。全国各地で行われている在日コリア
ンに向けられたヘイトスピーチ(人種的憎悪表現)は放置され、アジアの近
隣諸国との緊張も増している。このままでは十分な「おもてなし」ができる
状態とはいえない。
 6年後の五輪に向け、「世界は一つ」「平和の祭典」の意味を、あらため
て問い直す好機にしたい。

http://www.kanaloco.jp/article/78841/cms_id/105876

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9)May_Romaの打倒宣言「ヘイトスピーチをぶっ壊せ」
DMMニュース  10月10日

 大バカが決めた消費増税で貧乏人が増えそうなので警告します。
 前回は「ネオナチ女性閣僚をぶっ壊せ」という暴言を吐いてみましたが、
今週は「ヘイトスピーチをぶっ壊せ」です。
 最近、突然メジャーになったこの新たなカタカナワードであります。ヘイ
トスピーチとは、特定の国籍、人種、宗教、年齢、障害、性的嗜好の人に物
理的、精神的暴力を振るったり、嫌がらせをすることです。要するに、自分
では変えられない属性を持っている少数派の人に嫌がらせをしたり、その存
在を脅かすということです。
 今や昼間のワイドショーでも取り上げられるトレンディーターム。この
タームなくして今の日本を語ることはできません。「恋人はサンタクロー
ス」「靴は裸足で履け」「これは日サロで焼いたんじゃない、最初から黒い
んだ」「パンツに麻薬を入れたのは俺じゃない」という昭和の名言と並び、
2014年代表するタームになるに違いありません。
 スマートフォンをスマホンと呼んでゾマホンと混同しているうちの実家の
年寄り達でさえ、「ヘイトスピーチがあ」と言い始めましたので、このトレ
ンド、そろそろ終わりなんじゃねーか、これってナタデココじゃないの、と
いう気がしないでもありません。
 しかし、ヘイトスピーチは今や貧乏で低能で不細工で風呂嫌い独男の詩吟
であり、命の叫びを込めたポエムなのです。大学教養程度の経済学の教科書
さえ読みこなせない大バカな人々が決めた消費増税により、貧乏人がもっと
増えそうですので、しばらく止みそうにありません。
 さて、なぜヘイトスピーチをぶっ壊さなければならないか。
 一言で言うと、日本にとって何もよいことがないからです。
 常識のある人はご存知かと思いますが、今や日本は世界で最も少子高齢化
が進んでいる国であります。2014年には0~14歳の年少人口の割合が12.9%
で過去最低を更新した上、65歳以上の高齢者の割合は 25.1%と過去最高で
あります。つまり、4人にひとりが65歳以上です。
 国土交通省の試算によれば、2050年になると、なんと65歳以上が40%に達
し、日本の人口は今より30%減少して約9700万人になります。働き手である
生産年齢人口(15歳?64歳)は8442万人(66.1%)から4,930万人(51.8%)
に激減し、全国の6割以上の地域で、人口が2010年時点の半分以下になると
されています。厚生労働省の社会保障審議会福祉部会は今 後 10 年間で?新
たに必要となる老人介護に従事する人は、 40 万人から 60 万人になるとし
ています。

イギリスでは80年代にヘイトスピーチが禁止に

 つまり、老人がドンドン増えるから社会保障費は莫大に増え、人口が減る
のでお客さんが減る。働く人が減れば生産される物は減り、商売も減るので
税収が減る。しかし、社会保障費や公共施設の維持費は増大する。悪夢のよ
うなスパイラルです。一言で言うと、つまり、日本全体が貧乏になるという
ことなのですが。
 では、今のような生活レベルを維持するにはどうしたらいいか。まず働く
人を確保しなければなりませんね。労働を効率化すると言ってもそんな簡単
にはできませんし、業種によっては無理な物も沢山ある。女性とか老人を活
用すると言っても、スーパーの裏で天ぷら揚げてた人がいきなりコーディン
グできるわけじゃないので、外から買ってくるほうが早いんです。要するに
外国人を入れろということ。
 しかし、外国には様々な宗教があり、言葉も見た目も様々で、性的嗜好
だって日本にずっといる人より多様です。そういう多様な属性の人が「死
ね!」「お前は雑巾と布巾の区別さえできない」「ゴキブリ!」と叫ばれた
り石を投げられるような環境じゃ恐ろしくて住もうとは思えませんね。
 前回の記事でご紹介したように、北米と欧州の殆どの国、そしてイスラエ
ルには、ホロコーストの否定、ナチズム、特定の人種や国籍者への物理的、
心理的暴力を禁止する法律があって、日本でカジュアルにやってるヘイトス
ピーチをやったらドイツやイギリスでは禁固刑です。
 例えば、イギリス検察庁(Crown Prosecution Service)は、ヘイトス
ピーチを含む人種や宗教による差別とは、「人種や宗教など特定の属性の人
に対して嫌がらせや暴力行為を働き、被害者が迫害されたと感じること」と
定義しています。

関連サイト/Racist and Religious Crime - CPS Guidance

ヘイトスピーチ禁止の根拠になる法律は、「1986年公共秩序法(Public
Order Act 1986)」と「2006年人種と宗教嫌悪法(Racial and Religious
Hatred Act 2006)」です。
 特定の肌の色、人種、国籍(市民権を含む)の人に対するハラスメント、
脅迫などには以下のような活動が含まれます。

言語、行動もしくは文書を展示すること
人種差別的な文書の出版
公共の場での演劇
人種差別的な録音や録画の公開
テレビやラジオ、ケーブルテレビでの人種差別的番組の放送

Acts intended or likely to stir up racial hatred

 例えば、野外で特定の人種に対して「ゴキブリ!」と繰り返しヘイトス
ピーチをしたり、印刷物で配布したり、インターネット上のビデオで配布し
ても有罪になる可能性があります。特定の人種に心理的、物理的な迫害を加
える本を出版して書店の店頭に並べることも、被害者が「迫害された」と感
じるのであれば犯罪になる可能性があります。

欧米からは「ヘイトスピーチの国とは商売したくない」

 日本の書店の「愛国フェア」のようなイベントが仮にイギリスの大手書店
で実施された場合、顧客だけではなく、その書店の従業員が「迫害された」
と感じ、訴えたならば、書店や出版社、著者が有罪になる可能性がないと言
えないわけです。
 どうしてヘイトスピーチへの規制がこんなに厳しいかというと、人種や国
籍など自分の努力で変えられない属性に対して差別することは倫理上許され
ないという価値観、第二次世界大戦中のユダヤ人や少数派大虐殺に対する反
省、さらに、少数派を保護して社会の多様性を保障することは経済的な活力
に繋がるという考え方があるからです。
 外国人だけではなく、宗教的な少数派、障害がある人、子持ちなど様々な
「不利な立場」にある人が安心して生活できれば、街にも活気がでてくる
し、仕事だってうまく行くというものです。多数派だって自分がいつ少数派
になるかわからないし、そもそも「ゴキブリ!と叫ぶ人が大量にいるような
ところじゃ誰だって嫌な気分になるし、恐ろしくてたまりません。そんなと
ころでよい仕事ができるわけない。
 さらに、日本国内では物もサービスも売れないんだから、お金が欲しけれ
ば外国に売りに行く他ないんですね。要するに行商しろってことです。でも
ね、考えて下さいよ。例えば、自分が買い物に行く度に「奥さんシミが増え
ましたね」「奥さん最近太ったよね」「旦那はまだ失業中なの?」と言って
くれる三丁目の八百屋で買い物しようと思いますかね。何か嫌ですね。お客
様に気持ちよくお買い物して頂くには、やっぱり笑顔を絶やさず、お客様と
は良い関係があった方が商売がスムーズです。商売の基本は良い関係と良い
トークです。
 海外では一般的には日本人というのは人畜無害で、ミステリアスで、なん
だかキュートな漫画やキャラを作り出し、洗練された文化があって、大人し
い人が多い、というイメージでした。”深窓の令嬢”みたいなイメージだった
んですよ。目立たなくて口数も少ないけど、なんだか奇麗で洗練されていて
可愛いという。しかも震災という大不幸の最中にも何も喋らず復旧作業を進
めるというモラルの高さと芯の強さがある。 ワタクシもね、そういうイ
メージを悪用して若い頃は色々よい思いをさせて頂きましたよ。言葉がわか
らないので喋らないでいると「おお、君は神秘的でよい」とか言われて、お
茶の一杯もおごってもらえるという物ですよ。わざとらしく合掌とかして、
はいサヨウナラとお茶だけ飲んで逃げるんですけど。
 ところが、最近はワタクシが悪用して来たイメージも壊滅状態でしてね。
日本では過激派が野放しになっていて、ヘイトスピーチが公然と垂れ流され
ているというのが大有名ですから。ポケモンやハローキティーやクロサワの
国に、なんで反ユダヤ主義の過激派がいたり、ヒットラーの誕生祭をやった
り、ヘイトスピーチが野放しされているの?、ちょっと、あなた嫌ね、気持
ちが悪いわねと。
 そんな不気味な国には働きに行きたくないし、一緒に商売やったりするの
もちょっとね、と思っている人は着実に増えているわけですよ。
 20年後に生活保護を受けながらボケた親のオムツを替えたくない皆さん達
は、今すぐに路上でゴキブリと叫んでる連中をどっかの離島に隔離して、コ
モドドラゴンと楽しく暮らしてくれないかと叫んだほうがいいんじゃないで
しょうか。コモドドラゴンの方がゴキブリよりも戦いがいがあるってもんで
しょう。

http://dmm-news.com/article/892871/

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10)【照明灯】国際都市での人格否定

神奈川新聞 10月13日

 その子の名は、「ハナちゃん」といった。休日、横浜・みなとみらいの午
後、戸塚から中学校の友だちとスイーツを食べに来て、駅前の光景に凍り付
いた▼在日特権を許さない市民の会(在特会)による街宣活動が行われてい
た。「日韓断交」の絶叫に、政治的主張を装いながら「日本が嫌いな反日朝
鮮人は出て行け」と、言葉の暴力を放つ。「ハナは半分、韓国人。半分は日
本にいちゃいけないってことなの?」。わななく細い肩に動揺が伝わった▼
迫害の恐怖、人格否定の屈辱。少女はしかし、前を見据えた。視線の先に、
デモへの抗議に集まった人たちがいた。人数にして10倍近い「帰れコー
ル」がヘイトスピーチをかき消す。「差別主義者は国際都市にふさわしくな
い」。それは駅前の使用を許可した行政に向けられた言葉でもあった▼ヘイ
トスピーチを法規制している国は100以上。日本では表現の自由を制限す
るとして慎重論も根強いが、表現の自由はなぜ守らねばならないのかを考え
たい。放置は差別を肯定し、少数者の排除は民主主義を土台から突き崩す。
一定の制限は憲法の精神にも沿う▼正義の在りかを探すかのように立ち続け
ていた少女の背中を忘れまい。その名前、「ハナ」は韓国語で「一つ」の意
味であった。

http://www.kanaloco.jp/article/78960/cms_id/106306


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●6.のりこえねっと動画アーカイブ公開のお知らせ

 のりこえねっとTVも放送を開始してから10か月が経過し、放送回数も50
に届こうとしています。内容についても、多くのゲストの方の協力を得て、
ヘイトスピーチ・レイシズムに対抗する番組として、中身のあるものができ
たのではないかと考えております。しかし、のりこえねっとTVは、ニコニコ
動画の生放送を利用しているため、アカウントを作成しログインしなければ
視聴できず、放送後1週間で視聴できなくなるということもあり、多くの方
に見て頂けませんでした。
 そこで、のりこえねっとでは公式サイトに動画集として「のりこえねっと
動画アーカイブ」ページを公開し、これまで放送してきた番組をアーカイブ
として見られるようにしました。まだすべての放送をみることはできません
が、近日中にはご覧いただけるようにします。
 現在2014年6月4日以降の番組が公開されております。10月6日放送の「ヘ
イト内閣全解説! 安倍内閣とレイシストとの深い関係 解説:野間易通」も
ご覧になれます。
 このアーカイブのほとんどの番組には、放送の詳細レポートもあわせて掲
載してありますので、これを読むだけでも概要がわかります。
 以下のURLをクリックするとご覧いただけます。のりこえねっとの公式サ
イトトップページの上にある「動画アーカイブ」からもリンクがあります。

http://www.norikoenet.org/movies.html


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●7.11月2日「東京大行進2014-差別のない世界を、子どもたちへ。」
   に参加しよう!

 昨年ヘイトスピーチとそれに対する抗議が増える中、1963年のワシントン
大行進(キング牧師らの主導により開催され、アメリカ公民権運動のひとつ
の到達点となったデモ行進)50周年にもリスペクトしつつ、「差別撤廃 東
京大行進」と銘打ち、約3000人の参加者とともに「人種差別撤廃条約の誠実
な履行」を日本政府に求める行進が行われました。今年もこれを受け継ぎ、
「差別撤廃」と「ヘイトスピーチ反対」を訴えるデモ行進が行われます。今
年のテーマは「差別のない世界を、子どもたちへ。」となっています。
 のりこえねっとも趣旨に賛同し、参加・協力しています。ぜひ皆さんもご
参加いただけますようお願いします。

日時:11月2日(日)12時00集合 12時30分出発
場所:新宿中央公園・水の広場出発(東京都新宿区西新宿2-11)
(アクセス)JR・小田急線・京王線 新宿駅から徒歩約10分
東京メトロ丸の内線 西新宿駅から徒歩約5分
都営大江戸線 都庁前駅から徒歩1分
http://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/file15_02_00001.html
内容:当日は4つのブロックに分かれて、行進します。のりこえねっとは差
別反対東京アクションとともに第2ブロックを担当し、東京都に対し、「人
種差別撤廃条約を履行し、都条例でヘイトスピーチへの対策を行うこと」を
要求します。強力な演説と湧き上がるシュプレヒコールが都庁のある新宿に
轟きます。
※デモ行進の趣旨にあったプラカードや横断幕の持ち込みは大歓迎ですが、
国旗、団体旗(主催団体や各ブロックの運営団体のものを除く)に関しては
お断りしております。特定の国家、政党、宗教などを支持するデモではあり
ませんので、ご注意ください。
主催:TOKYO NO HATE


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●8.ボランティアスタッフ募集(リサーチ、TVスタッフなど)

先週告知したところ、早速お問い合わせがありました。引き続き募集させて
頂きますのでよろしくお願いします。
のりこえねっとができて1年。これまで多くの皆さんに支えられて活動を進
めてきました。しかし活動領域の大きさに比べると少ない人数での運営のた
め、いろいろとご心配・ご迷惑をかけてきたことと思います。そこでより一
層活動を充実するため、以下のボランティアスタッフを募集します。応募資
格は、のりこえねっとの趣旨に賛同し、継続的に活動に参加できる方です。
TVスタッフ(イベント時のボランティアは別)ボランティアスタッフの参加
申込・お問い合わせはのりこえねっとのお問い合わせフォーム

https://www.norikoenet.org/mail_form/contact2.html
https://www.norikoenet.org/mail_form/contact4.html

にご記入し送信ください。またこれ以外でも「こんなことならやれる」とい
う方いたらお気軽にご連絡下さい。

1)リサーチ(調査)スタッフ

 今後ヘイトスピーチ規制を求めていくためには、どれだけヘイトスピーチ
が行われているかということや新聞報道などの基礎的データ収集が必要で
す。また毎週放映しているのりこえねっとTVは、毎週幅広いテーマでヘイト
スピーチについての番組を放送していますが、番組制作のためのデータ収集
も必要です。そのための調査できる方を募集します。WEBを中心にリサーチ
していただきますので、のりこえねっと事務所に来られない方でもOKです。

2)TVスタッフ

 のりこえねっとTVは、毎週幅広いテーマでヘイトスピーチについての番組
を放送しています。一緒に番組を制作、放送してみませんか。特に以下のよ
うな技能での経験をお持ちの方を大歓迎します。
●インターネットTVでの配信
●ビデオカメラでの現場取材
●ドキュメント番組制作
むろんこれらに携わったことがない方でも歓迎です。
毎週月曜日の夜、午後7時~11時までのりこえねっと事務所(東京都新宿区
大久保)まで来られる方が対象になります。


――――――――――――――――――――――――――――――――――
●9.お詫びと訂正

先週発行した「のりこえねっと通信」49号に誤りがありました。お詫びし
て、訂正します。

・「2.9月29日のりこえねっとTV報告」のうち8行目の「アイヌ民俗」は
「アイヌ民族」に

・同じくTV報告の「有識者懇談会は権利を認めているように見せるアリバイ
づくり」の章、12行目「アイヌモシリ(土地)」を以下のように訂正します。

「「アイヌモシリ」(「カムイモシリ」(カムイの世界)や「シサムモシ
リ」(主に「本州」を指す)と対となる言葉。「古くからのアイヌの居住
地」「蝦夷地の植民地化以前のアイヌの居住地」という意味でも使われます)。
※このアイヌ語の「リ」「ム」は小さいリとムになります。

・「3.今後の反レイシズム情報」で10月10日に行われる予定だった
2)JCJ出版部会例会<慰安婦問題と「朝日」バッシング>の講師に藤田
博司さんの記載がありますが、藤田博司さんは10月5日に急逝されました。
謹んでご冥福を申し上げます。


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●10.編集後記

 FAX脅迫事件(損害賠償請求)でレイシストを訴えていた伊藤大介さんの
判決が先日あり、伊藤さんに対し約90万円の賠償を認めました。17回にもわ
たり家族をも脅迫する手ひどいFAXを送りつけてきた行為が不法行為として
認められたわけです。レイシストがネットなどで匿名で行っているヘイトス
ピーチに少しでも歯止めになれば、良いのですが…。
伊藤さんはネオナチの瀬戸氏も相手に裁判を行っています。今後とも注目
し、支援していきます。(この裁判はのりこえねっとのHPにも掲載しています。
http://www.norikoenet.org/fact.html)
(か)

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■のりこえねっと通信 0050号 2014年10月14日発行
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