閉じる
閉じる
×
自動運転のトラックが公道を走り始めたそうです。
自動運転トラック公道へ。沿道の商売はどうなるんやろ : ギズモード・ジャパン
高速道路のトラック自動運転は疑う余地なく起こる未来の普通です。
いきなり運転手がいなくなるわけではありませんが、退屈で単調な高速道路の自動車運転をついに機械が代わりにできるようになりました。完全に運転手をなくすのはまだまだ先かもしれませんが、4、5台の先頭だけに人間というのは割とすぐにくるのではないかと思っています。
私も以前から、日本でも早く高速道路の間だけでも自動化できないものかと考えていますが、もっとだだっぴろくて道以外周りに何もないところでは、どんどん実用化が進んでいるようです。
かくいう日本では、高速道路よりむしろ地方での交通弱者の交通手段として真剣に検討が進んでいるようです。より切実な問題なのでしょう。日本はなんでも完璧を求めたがりますが、この問題については、無事故がなかなか難しくても取り入れられていくのかもしれません。今の事故率が高いですから、それより小さければ妥協できそうです。
さて、上の記事では、そんな風に自動運転が発達すると、現在ある「宿場町」が滅びていくのではないかと危惧しています。有名な旧国道66号が現在の高速道路に取って代わられた時も衰退した街がいろいろあったようです。アニメ「カーズ」でも取り上げられました。
以前、日本中の山村に人間が住んでいるのは、交通網の発達が関係あったのではと書きました。
[S]未来の人は、なぜ不便な山村に暮らすのか。
昔は歩いて旅しましたから、全国を旅できるようにするには、点々と宿場町がなければなりません。しかも周りは豊かな自然ですから、一度開いてしまえば主に地域で経済を回しながら暮らすことができたでしよう。車が発達し、旅路の中継点としての役割は終えた街はたくさんあるでしょうが、今もなんとか街としてやっています。
一方アメリカ。広大な土地を持ちながら、砂漠のような土地も多く、もともと人が住めるような場所は実はそんなに広くはありません。トラックの休憩所としての役割がなくなれば存在価値がなくなる街というのは相当出てきそうです。すぐにトラックの運転手はいなくならないにしても、一人が2台運転するようになるだけで、運転手は半分に減ってしまいます。旅行者はいるでしょうがトラックに比べれば微々たるものでしょう。となるとゆくゆくはまる半日休憩する街がないなんてことも起こるのかもしれません。(アメリカの高速はタダなので、サービスエリアとかなくて、インターチェンジを降りて街で休憩します)
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。