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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「リドリー・スコットは『エイリアン』を『2001年宇宙の旅』にするつもりだ!」

2017-10-23 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/10/23

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、2017/10/15配信「リドリー・スコット監督『エイリアン: コヴェナント』は神と人間の物語」の内容をご紹介します。
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    2017/10/15の内容一覧

    神と人間の関係を描いた『プロメテウス』

     まずこの『エイリアン:コヴェナント』の話に入る前に、前作である『プロメテウス』の話をしたいんですけども。
     「人間を創ったのは誰か?」というのが、 プロメテウスという映画のメインテーマのはずなんですよ。
     ところが、この映画の中で語られる人間というのは、二重構造になっていて。「人間が、自分たちを創った創造主を他の星に探しに行く」という話にも関わらず、この旅に一緒に連れて行くのが「アンドロイド」なんですね。
     アンドロイドというのは、人間が創ったものなんですよ。つまり、「人間というのは、神様によって創られた存在であり、アンドロイドを創った存在でもある」という、三者の真ん中にいる存在になっているんですよね。人間というのは創造主であるのと同時に、被創造物であるという2つの役割を持っているんです。
     そして、今、公開しているコヴェナントというのは、「デヴィッドというアンドロイドが、創造主である人間を殺して新たな生命を創る、つまり、神様になる」というお話なんですね。

     つまり、このプロメテウスからコヴェナントというのは、かなりテーマが繋がっているんです。
     みんな、これらを「エイリアンのストーリーとどう繋がるのか?」っていう部分に注目しているし、そういう話だと思っているんですけど。僕が見るにね、もう、リドリー・スコット監督は『エイリアン』に繋げることを考えていないんですよ。
     というのも、最初に言った通り、リドスコにとってのエイリアンというのは、あくまで「借りてきた話」だから。最後にあそこに戻ろうだなんて、絶対に考えないと思うんですね。
     それよりも、もっと大事なテーマを見つけちゃったんです。神と人間の関係の話を描きたいというのが、もう、明らかなんですよ。

     僕ら日本人からしたら、プロメテウスって、何が何だかよくわかんない話でしょ?(笑)
     すごく期待して映画館に行ったんだけども、「え? これで終わり?」と思って。次に、「じゃあ、この続編のコヴェナントを見れば、わかるのか?」と思ったんだけど、コヴェナントもコヴェナントで、なんかスッキリしないんですよね、正直な話。
     なぜかというと、リドスコが何を描きたいのかが、よく見えないからなんですよ。

     さっき話した『2001年宇宙の旅』も似たような話で、「人類が、人類を創った神様に会いに行く」という話なんですけれども。
     2001年では、「神様」を描写しないんですね。映画の中で神様というのを描かずに、「神様がとった手段」だけが視覚化されているんです。例えば、「モノリスを類人猿が暮らす100万年前の地球に置く」とか、「月に置く」とか、「木星の軌道上にモノリスを浮かべておいて、人類が来るのを待っている」という、神様がとった手段だけを描いて、神様そのものを描こうとしていない。それが、2001年宇宙の旅のやり方なんですけども。

     たぶん、ブレードランナーを撮ってしばらくした時に、リドスコは「自分のテーマはあの辺にある」って気が付いたんですね。「俺は2001年みたいなことをやりたいんだ!」と。
     神様自体を描くということは、やらないかもしれないけども、「もっとそこら辺をやりたいんだ」ということがわかってきた。
     そして、『グラディエーター』で大ヒットを飛ばした後、自分が好きな映画をもう一度作れるようになってきてから、徐々に徐々に、そっちの方向に戻してきたんですね。

    (中略)

     プロメテウスというのは、さっきも言った通り「人間が自分を創った神様に会いに行く」という話なんですよ。ところが、神様に会いに行く途中の人間は、冷凍睡眠で寝たきりなんですよね。
     それに対して、人間に創られたアンドロイドのデイヴィッドっていうヤツは、自分の創造主が寝ている間、ずっと起きていて、その周りで、楽しそうにバスケットボールをしたり自転車に乗ったりしてるわけですよ。アンドロイドのデイヴィッドにしてみたら、自分を創造した神様が、みんなグーグー寝ている中で、「早く起きねえかなあ」というふうに待っている。
     そういった、「俺の神様、早く起きないかなあ」と待っているデイヴィッドと、「神様に会いに行くんだ!」と思いながら寝ている人間という、この皮肉な状況というのをリドリー・スコットは作っているんです。

     この辺りに、この作品のテーマ性というのが強く出ているんですよ。
     ……ただ、そんなもん、非キリスト教圏の俺らには伝わらないし、下手したらキリスト教徒のアメリカ人やヨーロッパ人にも伝わってないんですよね(笑)。

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