岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/10/04
おはよう! 岡田斗司夫です。
岡田斗司夫アーカイブチャンネルの会員は、限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画などのコンテンツをアーカイブサイトで自由にご覧いただけます。
サイトにアクセスするためのパスワードは、メール末尾に記載しています。
(※ご注意:アーカイブサイトにアクセスするためには、この「メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ」、「岡田斗司夫 独演・講義チャンネル」、DMMオンラインサロン「岡田斗司夫ゼミ室」のいずれかの会員である必要があります。チャンネルに入会せずに過去のメルマガを単品購入されてもアーカイブサイトはご利用いただけませんのでご注意ください)
今日は、朝日新聞掲載の『悩みのるつぼ』からです。
9月29日に掲載された相談文と岡田斗司夫の回答、あわせてお楽しみ下さい。
<相談文>
30代女性です。私には17年ほど、つき合ったり別れたりを繰り返している相手がいます。その人は独身を貫きたいようで、子どもができても結婚しないと言っています。つき合い方も自分勝手で、会いたい時に突然「今から指定の場所へ来い」と連絡をしてくるし、こちらのメールにも気分が乗らないと返事をくれないので、私が会いたいと思っても会えません。
周りには別れた方がいいと言われ続けてきましたが、同じ職種なので話が合い、結局は好きなので他の人に目が向きません。また、こちらから別れようとすると相手がストーカーのようになったことがあり、相手が音信不通になると私は体調を崩し、お互いどちらかが離れようとするとどちらかが追い掛ける構造になってしまっています。
寿命が千年あれば、このように同居もしない、子供もいない、月1回くらいしか会えない関係でも良いのでしょうが、そういうわけではないので、悩んでいます。高齢出産の一人っ子ですから、親としては結婚して頼れるパートナーを見つけてほしいようです。友人には婚活を勧められますが、婚活で数回会った人と付き合って結婚するなんて、彼と積み重ねた年月が長すぎて思いきれません。
わがままな彼と結婚できても苦労する気がします。どうすれば良いか、アドバイスをいただけませんでしょうか。
<回答文>
いまのままで良いんじゃないでしょうか? だって結婚して欲しがってるのは親であり、婚活をすすめるのは友達です。あなた自身が子供が欲しいわけでも、結婚したいわけでもない。彼らの言うことは「そうかもね」で聞き流して大丈夫のはずなんです。
おまけにあなた自身も「今の彼と結婚しても苦労する」と思ってるんだから、これはもう現状維持がいちばん。はい、相談終わり。
……というわけにはいかないですよね? もし悩みポイントが相談文通りなら、新聞に投稿しないと思うんです。
いま、なにが不安かと言えば、サラリと書いてらっしゃるけどやっぱり「月1回くらいしか会えない」という部分だと思います。
親や友達に今の彼氏を相談すると「そんな男はやめろ」と言われますよね? つまり彼の「品質」を否定されるわけです。でもあなたはそういう彼の「品質」には今まで悩んだ結果、「これでもいいや」という結論を出している。なので品質を否定されても悩みは晴れない。
あなたが困ってるのは「月1回という分量」です。「質よりも量」の問題なんです。
思い切ってはっきり書いちゃうと、彼に呼び出されないあなたは「ヒマで困ってる」んですよ。毎日呼び出されたいわけじゃないけど、現状の分量ではヒマで困る。
だってあなたの趣味は彼だから。彼との付き合いが楽しくて性に合ってるから、彼と会わない時間がつまらない。でも毎日会うのは疲れるので、理想のペースとしては週に2回ぐらい、かまって欲しい。
彼氏としての「品質」は別にもうかまわない。でも「分量」はもうちょっとなんとかしてくれないと困る。
でも彼はワガママだから、あなたの望むとおりの「量」は提供してくれないでしょう。
となると選択肢としては「彼以外の趣味の開拓」になります。
「趣味としての婚活」もアリだと思いますよ。親も安心するし、友達も応援してくれる。
なんせ趣味なんだから成果がでなくてもかまわない。彼との大好きな時間は,今と同じく最優先で大事にすればいいんです。
もし「趣味の婚活」で、彼以外の男性と「品質の良い関係」が作れたら、それこそ大もうけです。
その時はまた、いっぱい悩みましょう。そういう悩みこそ、いまより贅沢な「最高の趣味」です。
アーカイブサイトへのアクセス方法
限定放送を含むニコ生ゼミの動画およびテキスト、Webコラムやインタビュー記事、過去のイベント動画など、岡田斗司夫のコンテンツを下記のアーカイブサイトからご覧いただけます。