ふと思ったのである。

そういえば今までオレ、
自分が所有してる沖スロについて
あんまり触れてなかったな……と。

なのでこれからは、
タイミングをみはからって
我が家の沖スロたち(家族の一員)を
バンバン紹介していきたいと思うぞ!

……オイ、誰だ今
「ネタがない時の逃げ道ですね、わかります」
とか言ったヤツ。

そんなオマエには今後の人生、
もうマックフライポテトは
一本たりとも分けてやらん…。




てなわけで、
今回紹介する機種は4号機後期に
Daiichiからリリースされた

ハイビスカス

ハイビスカス

である。




ちなみに、我が家のこの子は
ブルーハワイパネル』という
さらに後期に発表されたタイプで、
あまり世に出回っていない
レアなヤツなのである。

マニアはこういうトコ、
やたらこだわるよ、うん…。

コイツはオレの経験上、
お金を使って打つと
いい大人が本当に泣いてしまうほど
しんどい展開になることも多かったのだが、
ゲーム性はものすっっっごくシンプルかつ秀逸。
内部モードは、通常モード、高確率モード、
ひき戻しモードの3種類のみで、
イマドキのやたら複雑な内部仕様のアホ台どもに
右から順に土下座してもらいたいほど
素晴らしき連チャン沖スロなのだ。




で、勝負のカギを握るのはズバリ、
メイン子役のベル。

コイツが成立するたび
内部でモード移行抽選を行っており、
当選すると左リールが
ズルリとスベってベルが揃う。

そうなると、
内部では3分の1の高確率で
ボーナス放出抽選を開始!

一応、通常モードへの
転落抽選も行っているものの、
その確率は383分の1と激低なので、
通常モードから高確率モードへ上がれば
ほぼボーナス確定と言ってよかった。

ただし、
ガセのスベリベルも存在するため、
スベリベルが出現してからの
3〜4ゲームが死ぬほどアツい!

しかも高確率モードへ上がると
豊富な前兆演出も出現するため、
たとえばレバーオンと同時に
バックライトが一瞬消灯したり、
小役成立ラインが赤く点滅したり、
小役とは違う色のランプが光ったりといった、
台が発する違和感演出に
細部まで注目しながら、
ヌン! ヌン!
とレバーを叩くのが
マジでたまらなかった。

どうです?
思い出してきたぁああああって人も
多いんじゃないでしょうかッ…!?




で、コイツをお金の心配をせず
自宅でコツコツ回していると、
スベリベルを何度もスルーさせて
やっと連チャンに入ったと思いきや、
REG→REGの2連で終了して
半泣きを通り越して怒り狂っていた
あの当時のことを思い出し、
胸がアツくなってくるのだ。

にしても、
本当にゲーム性は面白い。

まず何より、
・スベリベル出現率、
・モード移行率、
・ボーナス後の連チャン継続率、
・ひき戻しモードでのボーナス当選率、
などなど、
全ての確率のバランスが
まさに絶妙!

そして、
沖スロ特有の完全一発抽選に
前兆となるチャンスゾーンを絡ませ、
それなのにレバーオンに力がこもる
沖スロ的な面白さも十分に味わえるという
不思議なゲーム性を有しており、
これから、いろんなメーカーが
5号機沖スロを開発する際に、
ぜひとも参考にしてほしい
1台と言えるだろう。



そして最後に紹介したい、
沖スロの歴史上
もっとも下品と言ってよい
この告知ランプ!!



ランプ



もうコレ、ハイビスカスというより
世界最大の花『ラフレシア』っしょ!?

たとえるなら、
温泉街のさびれたスナックで、
売れるもんは何でも売りつつ
やさぐれながら生きている、
50代ママさんの唇を思わせるような
妙に腫れぼったいフォルム…。

それでいて、
油断してよそ見したが最後、
次に台へ視線を移した瞬間
「キシャアアアアアア!!」
と真っ正面から食らいついてくるかのような
巨大食虫植物的な告知ランプは、
当時、サイフも心も弱りきった人間を
情け容赦なくバリバリ喰らっていた、
この台のゲーム性にピッタリなのである!




う~~~む、
こんだけ素晴らしい名機なんだから、
早いとこ中古価格18万円ぐらいで
取り引きされるようになれやッ!!
(↑汚れた叱咤激励が思わずポロリ)