なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
==「自分のリスクを自覚して恐れながらの判断で投資家として成長」==
(有料メルマガ第182回・2012/06/26配信号)
※注 2012年6月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
社会にあるいろいろなシステムもそうですが、投資などの資産のポートフォリオも、それを構成するファクターが多様であればあるほど安定的だということ を、しっかりと意識しつつも、収益力と財務的な堅牢さを併せ持つ銘柄が、大きく投げられている状況で、更に株価が下がるリスクに敏感になりすぎて、市場の 動きに付和雷同すると、投資環境が改善に向かい、投資した業績の良い企業の株価が回復している流れを取り逃がしてしまう可能性も高まります。
【中略】
株式市場というのは、人間の欲望を変数として機能している制度なので、わずかな入力の変化が劇的な出力の変化を生み出します。だから『予測不能』である と言って間違いではないと思います。ユーロはまだまだ不安定なので、いつか自分が投資したかった輸出関連の大型株が、また下がってくる可能性も充分ありま す。先週の木曜日までは大きくリバウンドしていた輸出大型銘柄が、今週には安く投資できるチャンスが来るかもしれません。
しかし、買い増した途端に、更に株価が下がってしまうリスクも大いにあると感じています。リスクを、怖さを、感じる感覚は大切です。しかし「自分の怖い という感情」に付和雷同した投資行動、すなわち不条理な状態に耐え切れずに焦ったり、捨て鉢になって衝動的投資行動を行うのは危険極まりない行為です。
【中略】
私は、預貯金なども投資の一種だと考えています。ほとんど利息を生まない預貯金などに投資しておいて、ハイパーインフレで価値が暴落したら年金生活が脅 かされるので、株を売って現金にするよりも、高配当の資産株に現金の代わりで投資しておくほうが良いと考えて、高配当銘柄にも資金を配分しています。
どんな投資にもリスクは有ります。預貯金はインフレに対しては一番弱いリスク資産です。ゴマのように小さな利息しか生まない現預金に投資して、インフレ に脅えているのも投資なら、投資マインド消滅による需給悪化で株価が下落する可能性に脅えながら株を持っているのも投資です。
自分がどのようなリスクを取っているのか、そして、そのリスクは自分の経済状態から判断して、取っても良いリスクなのかどうかを自分で充分吟味して決断 し、投資を実行する。自分のリスクをきちんと管理しておくことが、生き残りの秘訣です。どのようなリスクを取るかは自分の考え次第になると思います。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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本日配信の有料メルマガでは、歴史の古い企業ながら事業再編による業績向上が期待でき、利益推移も良好で、多くの不動産を保有して賃貸活用などをしてお り、低PBRで高自己資本比率で、100株単元へ変更して増配も発表し、5月に配当優待がある内需企業を、研究銘柄として掲載しています。
また、コラムでは、「最大のリスク要因は自分自身であることを認識して、じっくりと株価の動きを観察すること、株式市場の状況を偵察し続けることが必要 な状況が続いています。」と題し、好業績で各種指標が良好でも、飛びつき買いをしないで成果を上げていく投資戦略を、過去の経験を踏まえて提案していま す。
さらに、配当利回りの良い5つの大型株をチェックすると共に、8月までの配当優待のうち、有力な4銘柄を取り上げています。
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過去サンプル(研究銘柄)
銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
銘柄研究 わらべや日洋(2918)
銘柄研究 ミライアル(4238)
過去サンプル(コラム)
特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
今年の3月末の状況を見る限りでは低PER銘柄が有利だと感じる
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