今週はSQを前にして荒い値動きが続いたが、SQ値は週のほぼ高値で決まった。

 ここ数カ月はSQ前に売り仕掛けが来るパターンが多く、先物の仕掛け売りを警戒していたため、意外高に戸惑っている参加者も多いのではないだろうか?


 私は昨日の上昇に意外感を持っていたが、SQ通過後に下落を勘案すると昨日の上昇はショートカバーで、SQ通過後に本来の水準(地相場)に向けて動いていくだろう。

 ここ1カ月、欧米株の堅調さに支えられ日本株は戻りを試したが、年初からの懸念材料は原油価格が上昇している以外変わっていないので調整途中に下落が続くパターンも頭に入れておきたい。


 毎回、決算発表直後の飯能は内容が悪くないのに売り込まれる銘柄や逆にパッとしない決算で買われる銘柄が散見される。

 これは事前の期待の大小から来る投資行動が原因で、人気株や好業績株ほど期待が期待している人が多いため期待を下回るハードルが高くなる。


 期待が低い銘柄だと予想を少し上回る程度の業績で大きなサプライズなことが多く、決算プレイを考えている投資家は人気株の好決算を追いかけるより、地味で着実な銘柄の小さなサプライズを見つける勝負を積み重ねる方が勝率が高いはずだ。


(Bコミ)


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