毎年のように発表される「骨太の方針」

今年も5月18日に素案が発表されました。
さっそく読んでみました。


確か昨年も同じような記事は書いていたのだと思います。
http://okuchika.net/?eid=5770

昨年は、内容が無い割には

「イノベーション」「KPI」「インセンティブ」
「エビデンス」

といったカタカナ用語が飛び交う資料となっており
これでは全く機能しないなという話を書いたところです。


今回発表された方針も、昨年同様にあまり内容が無い資料に出来上がっています。


 本来であれば、このような方針は過去2~3年に立てた計画の振り返りと反省があって作られるのが一般常識だと思っていますが、政府の方は、反省することが苦手なのか、アベノミクスについての評価というものをきちんとせずに、また新しい計画を立てているという印象です。


 企業活動に例えれば、毎年中期経営計画を前年までの反省もなしに新しく作り直す作業をやっているようなものです。


 また、昨年までは一応形ばかりは2020年の財政健全化に向けたアプローチが記述されていましたが、今年はそれも消えてしまいました。


 これは、計画が未達に終わりそうであれば、こっそりと話題に触れなくしてしまうというヒドイ企業でも良くありがちな事を政府がやっているに他なりません。

 こういうことをこっそりとやる企業は、お分かりの通り投資家からは見放されて株価も下落していくものです。


 日本の政府も、この方針を発表することで、投資家の落胆を招き、(政府の)評価が落ちていく様子が目に浮かびます。


 この後は、政府の出すどうしようもない方針を、マスコミ各社がどのように評価し、批評していくかということを確認するのが今のマスコミにどれだけ判断する力があるかという事を確認する作業になりそうです。


 残念ですが、当面、政府主導での明るい展開は期待できなさそうです。


株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一


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