連日のオリンピック観戦で寝不足が続いています。
止めれば良いのにLIVEを見始めると、どうしても目が離せなくなってしまって・・・(苦笑)
必死の試合展開に泣きそうになりながら見ていますが、今朝の女子レスリングなど、どの国の選手も、もう何とも言葉に言い表せません!凄いです。あの凄さを少しでも見習って仕事に活かせねばと思いつつ・・・もう何十年?(汗)
話しを戻して、まず、南シナ海の主権に関する裁判で全面敗訴した中国狂産党の反論や強硬姿勢に呆れます。少しは工夫出来ないものかと・・・。
国際社会の常識に合わせた僅かな工夫の余地すら無いほど大変な国内統治をしていることが分かります。場面次第で「被害者だ、新興国だ、いや大国だ」との 身勝手な解釈や小国への脅しなども・・・、これが核弾頭を持つ国連の常任理事国なのですから・・・危ない時代になりました。
豊富な人口と知識層、そして強大な軍事力を持つ一方、権力維持のためなら倫理観や責任感などかなぐり捨て何でもやる組織です。もちろん悪意を持つべきで はないとは思いますが、アジアの広い地域を支配し人民共和国を名乗っている独裁国家であると言うことは常に意識すべきです。日本政府は隙を見せず冷静に対 応しなければいけません。弱みを見せたら最後、徹底的に付け込んできます。何せ政権に対して少しでも都合の悪い意見をするだけで自国民さえ平然と虐殺する 組織ですから、他国民に対してなど説明の必要もありません。歴史を見れば明らかです。
こんな拝金型巨大独裁国家と、それを小粒(GDPで1/300くらい?)にしたチンピラ独裁国家に挟まれているのですから韓国は大変です。日本の悪口を言うことで多少のガス抜きをするくらいは許し、自陣に取り込まなくてはいけません(苦笑)
この巨大独裁国家の人口ボーナス期が過ぎようとしていることが世界的な景気低迷に繋がっていると考えられます。日本の人口動態に倣えばそろそろ低迷期の入り口に立ったとも言える時期です。
日本は1995年を境に人口ボーナスがピークアウト(労働生産人口の減少開始)したと言われていますが、この労働生産人口の15歳以上65歳未満との定 義からは、当時の年齢別人口分布を踏まえれば実際の労働生産人口のピークはもう少し前倒しすべきでは無いのかと考えている次第です。つまり1990~91 年辺りです。その後はご存知の通り「失われた20年」となり、間もなく30年を迎えます。当時日本の政府債務はGDPの30%ほどしかありませんでした が、その後は景気下支えを(バラマキの)理由にして「あれよあれよ」と言う間に国債発行残高は急増しました。
2000年代前半はユーロ統合による高揚感とBRICSなど新興国の成長(背景には米国サブプライムバブルの膨張)が世界景気のけん引役を担いましたが、今やその両方共が重石になりつつあります。
ヨーロッパでも人口増加の少ない国では2000年代前半に人口ボーナスの峠を越えた国も出てきており経済が停滞しています。例えばスペインなどはこの時 期とリーマンショックが重なることでバブルの崩壊と共に経済活動が急減速しました。南欧諸国の不良債権処理もこれからです。
次の成長地域としてアフリカに期待する論調も増えてはいますが、経済規模や成熟度は頼るには十分では無く、まだけん引役としては物足りません。世界景気を占う上では暫くは中国の経済情勢や景気動向、そして人口動態などを見ていくことがとても重要と感じる次第です。
現時点では日欧とも金利が上がる目処はさっぱり見えません。米国の成長予測もこの2年ほどで下方修正されました。場合によっては中長期的に世界的にゼロ成長の前提で投資を検討せねばいけない可能性が高まっていると思われます。
国力の伸びが見込めないのに、果たして今の円高傾向が続くと言う前提のままで良いのか?偏った判断は避けたいと考えています。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)