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 旧年中は「億の近道」をご愛読賜り有難うございました。
 様々な出来事に彩られ山あり谷ありの相場展開となった2016年が矢のように過ぎ去り、既に思いは新たな年への期待と不安だろうと推察されます。

 投資にはリスクや不安はつきもの。そうした不安感を笑い飛ばして株式投資を楽しまれるためにも今年も億の近道をご愛読賜りましたら幸いです。


 2017年も様々な出来事があると思います。市場に集まる投資家の心理は政治・経済の出来事がある度に揺れ動きます。2016年の日経平均は結果として前年末に対して上回ることになりましたが、TOPIXは下回る結果となりました。

 ただ、東証2部、JASDAQ、マザーズなど中小型株の指数は前年を上回りました。

 これは何を意味するでしょうか。


 投資家心理によって揺れ動く株式相場で、メディアもそれを代表的なインデックスの変動によってのみ語っていますが、個人投資家の皆さんにとっての本質は別のところにあると言うのがポイントではないでしょうか。


 株式投資では自助努力が求められます。

 また、ある程度まとまった資産を運用するとなるとポートフォリオの構築が大事になります。


 変動がつきものの株式相場を相手に一定の投資成果を収めるためには投資のための研究、調査を普段からしっかりと行い、決断実行したら忍耐を持って見守る、この姿勢が重要です。

 リターンが上がるまでには投資した企業が種まきしたビジネスが開花する必要があります。


 一つ一つは手作りの投資です。皮肉なことに今株式市場で話題になっているAIを駆使しての運用など単なる数字のお遊びに過ぎません。上場企業がいかに業績を上げられるのかをAIが予測できる時代はまだまだ先のこと。
 表面上の株価変動だけに頼る運用ではなく本来の投資を楽しむ皆さんがこの億の近道には集まっておられるに違いありません。


 昨年は小説「億の近道」もスタートしました。そこでも語られている話は実にこっけいかも知れませんが、限りなくリアルな話にもなっています。


 100万円のお金はどうやったら億の資産に到達するのか。

 新年ですのでやや夢物語のような話におつきあい下さい。


 その答えは無くなっても良い100万円のお金を毎年2倍にしていき7年間経過すれば良いというのが「億の近道」の原点で、株式市場を有効活用してそうした資産倍増化を目指す皆さんの夢の実現の一助になればとスタートして今年ではや18年。投資家心理は揺れ動き、生活に余裕がないと実現には至りませんが、多くの皆さんが年末に宝くじを買うように夢を捨てる必要もありません。ただ、その夢の実現には並々ならぬ努力と忍耐が求められます。

 時に運も必要かも知れません。

 預貯金だけの生活ではマイナス金利の時代にそんな夢にような話は考えられないと言われるのかも知れませんが株式投資の世界ではないとは言い切れないのです。

 しかも億に到達したお金を100億円に増やすまでに更に7年、兆にするまでに更に7年、となります。お金が臆病にならない限りは7年目ごとの配当だけでも巨額なものとなりますが、現実の社会には巨額な資産をどうやって高い成果を求めて運用するか既に血眼になって追求されている投資家が世界中に大勢おみえです。これは庶民には見えない現実です。


 個人資産が1国家の資産を超える時代も到来しつつあります。

 日本ではソフトバンクの孫社長がその最先端を走っています。

 いつのまにか孫社長の計算上の資産は事業資産も含めれば膨らんでいます。それはあくことなき事業家精神に基づいたものと言えます。

 孫社長は一種の投資家であり、今回もトランプ新大統領に会って巨額の投資の話をしたとされます。

 この話をしているときりがなくなります。


 夢を追い求めるのは個人の自由。
 捨てても良い100万円は元は1万円だったかも知れませんが、その小さなお金が毎年倍になれば7年で10倍になり、それにおつりがくることになります。倍になるのは極端な事例かも知れませんが、株式市場で2倍になる事例は数え切れません。
 それも50%の成果を年2回でも達成可能ですし、10%の成果を年10回でも良いのです。短期の利益追求を細かく行って倍にすることもあり得ますが、要するに気概をもって普段からそうした意識を持って資産の増強を行って頂きたいというのが億の近道の狙いにもなります。


 投資家もそれぞれ考え方、取り組み方が異なります。
 株式相場は2017年もまた山あり谷ありに決まっています。時に忍耐も必要な株式投資を一緒に楽しみながら歩いて参りたいと思います。


 いずれにせよ今年も宜しくお願いします。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)