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 本日の石川臨太郎の有料メルマガから、コラムの一部を掲載します。
 今年の投資方針の一部です。
 最新コラムをお楽しみください。





2016年の日本株市場は海外で起こった、多くの投資家には想定外の事態で大きく上下に振られました。その動きを利用して上手に稼げたトレーダーも多いと思います。中長期で投資していても需給の状態には常に注意を怠らず、持ち株数の調整を実施していくべきだという思いを強くして新年の株式市場と向き合いたいと考えています。


(中略)

3.自分の相場観に引きずられすぎないで、より有利だと考えられる業種の株にはPERだけではなく、その企業の持つ潜在的な収益力(=現在はまだ利益が出ていないが、将来的にはかなり成長するビジネスを手掛けていることなど)にも注目して投資を検討する。

 ここ4年から5年間の間には、このメルマガではバイオ創薬を手掛ける企業や高PERのIT企業を研究銘柄にすることがありませんでした。

 しかしこのメルマガをスタートした当初の2年程度の時は、少ないですがエンターテイメント系の企業や、将来有望と思われる冒険的な企業を研究銘柄にすることもありました。年末にそのような企業のパフォーマンスを確認して見ると、そのような企業の株価も大きく上昇していることに気が付きました。

 そこで2017年には、まだPERは高いけれど有力な事業を持っている企業、エンターテイメント系の事業を手掛ける企業も研究銘柄に取り上げてみたいと考えるようになりました。

(過去の事例)

〇東映アニメーション

 東映アニメーションは研究銘柄にした当時から4.31倍と4倍以上に値上がりしています。

 東映アニメーション(2009年4月21日の研究銘柄 原稿作成時の4月17日の株価1460円)は2017年1月6日には6300円まで上昇しています。

東映アニメーションの10年間の株価のチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/?n_cid=DSMMAA12&scode=4816


〇JCRファーマ

 バイオ創薬系のJCRファーマ(研究銘柄とした時点の名称は日本ケミカルリサーチ)も研究銘柄にした当時から4.29倍と4倍以上に上昇しています。

 JCRファーマ(2011年7月25日の研究銘柄 原稿作成時の7月21日の株価730円)も2017年1月6日には3130円となりました。

JCRファーマの10年間の株価のチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/?type=10year&scode=4552&ba=1&n_cid=DSMMAA13


 2016年10月までは投資環境が厳しすぎたので、あまり冒険的な銘柄を研究銘柄にする勇気はありませんでした。11月以降に日本株の株価が大きくリバウンドした時点でも低PER銘柄がたくさんあるのに、わざわざ高PER銘柄を研究銘柄にする必要性を感じられませんでした。

 しかし2016年12月には毎週のコラムの最後に、資源高と為替の円安で業績が良くなることが見えている総合商社6社の株価を、毎週確認しました。総合商社の株価は上がらずに、むしろ下げる方向に動いていました。

 このことから機関投資家など資金力のある投資家は、トランプ新大統領が就任した後には、為替相場や日本株のリバウンドが止まって、下げる方向に動くと予想して動いているように感じられました。その前ブレが1月6日に、すでに表れているような状況です。

 大型株は流動性があるために、リスクオフの動きが起きると、どんなに業績が良くても売られて、株価が大きく下落することが多いです。いまから投資していると下落につき合わされる可能性も高くなるので、投資するなら下落した後で安い時に投資するほうが良い投資作戦になると考えるようになりました。

(後略)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信しています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。


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 本日配信の有料メルマガでは、業績が好調、低PER低PBRで自己資本比率が高く、キャッシュリッチで、配当優待利回りが高い内需企業を、研究銘柄として掲載しています。

 また、コラムでは、「2017年の株式市場がスタートしました。トランプ大統領の就任後にどのような発言が飛び出すか分からないので慎重に、しかし株価がなぜ動くのかを忘れずに、投資していて安心できる企業の株でポートフォリオの再構築したいと考えて準備をしています。」と題し、今年の投資方針や銘柄選定基準などを、実例を多く挙げながら解説しています。

 さらに、いままで取り上げてこなかった業種を中心とした、今後の研究銘柄候補を4銘柄ピックアップしております

 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。
 是非この機会にご購読下さい。


【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】

 1月12日~11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在

 1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
 2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
 3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信

 ※この銘柄は2回配信しました。

 パフォーマンス分布
 +100%以上   3銘柄
 +50%~100% 2銘柄
 +25%~50% 14銘柄
 +10%~25% 15銘柄
    0~10%  8銘柄
 0%以下      3銘柄

 42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。


 コラム銘柄は、261勝9敗でした。コラム銘柄の最高パフォーマンスは、
 7月26日配信メガチップス(6875)の+121.06%でした。

 コラム銘柄パフォーマンス分布
 +100%以上    1銘柄
 +50%~100% 31銘柄
 +25%~50%  66銘柄
 +10%~25%  98銘柄
    0~10%  65銘柄
 0%以下       9銘柄


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過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 ニチリン(5184)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)


過去サンプル(コラム)
 業績に不安が無い企業に投資家が資金を投下し始めた可能性(2016/10/04)
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