昨年9月のメルマガでは、メガバンクを筆頭に金融業界が「高利貸しビジネス」に大挙して参入している実態と、今後は円資産での投資先があるのか?という2つの懸念を書きました。
http://www.okuchika.net/?eid=6563
あれから10ヶ月になりますが、とうとう今週の東洋経済では銀行の「高利貸し」が特集になり、低所得者及び若年層狙いのリボ払い専用カードがトラブルを引き起こしている実態も書かれていました。
節操の無い国内版ハゲタカ達・・・いや、ハイエナ達。
金融資産を持った高齢者にはボッタクリ金融商品やウソツキ健康食品。
低所得層には高利貸し。凄まじい。
国会は森友詐欺学園や加計忖度学園で空転している場合ではありません。
月曜日の休会中審査を録画して観ましたが、まあ・・・国権の最高機関で何とも空しい議論が・・・。
農水省の分厚い岩盤に穴をあけるため文科省は協力してあげたのに天下り問題で責任を取らされるなんて納得がいかない・・・と、飼い犬の逆襲に遭っている構図ですが、規制改革推進会議の実績作り(与党の支持率向上、執行部の権力拡大)の為に無理をした・・・なんて本音をぶちまける訳にもいかず、また身内の族議員との権力闘争の材料にされたりなど・・・、右往左往している執行部の情けないこと・・・。熟慮が足りません。
そもそも告示だけで50年間も獣医学部の新設を禁止させていた農水系族議員の責任追及にも切り込めない老害政治がニュースにもならない。
シルバーポピュリズムとは言われますが、シルバー(老害)政治体制こそが真の元凶です。日本の政治家こそが高齢化の代表例ですから(呆)。
これら脳ミソが石灰化した方達が運転する日本国の金融界が果たして、金利の無い世界で何時まで生き残れるのか?
個人的には、いずれは稼ぐ力のある上場企業から配当を得るか、または海外への投資を増やすと言った方法しか残された方法は無いのではないか?と考える次第です。
折しも今の世界には、(悪い種類の)インフレ以外に金利が大きく上昇する要因が見当たりません。先進国では数%がやっと、主要新興国でも高金利など期待出来なくなってきました。加えて、日本はゼロ金利から脱却できるのか?脱却出来たときの世界を見るのも怖いですが・・・。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)