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市場潮流
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市場潮流

2017-09-04 11:13
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     今週(8月28日~9月1日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で238円86銭上昇し(率にして1.23%の上昇)、1万9691円47銭で取引を終えました。7週ぶりの上昇です。

     週初から円高や北朝鮮の弾道ミサイル発射(29日)に伴う軍事緊張へ警戒感から、日経平均株価は続落して始まりました。しかし、30日は「米朝の軍事衝突には至らない」との見方が広がり反発。米国株の上昇、外為相場での円安傾向などを受け、1日まで3日続伸となりました。


     来週は北朝鮮の建国記念日(9日)を控え、再び軍事緊張への警戒感が高まりそうです。北朝鮮は昨年、9月5日にスカッドミサイルを発射。建国記念日の9日には核実験を実施しています。

     新発10年物国債の利回りが再びマイナス圏に突入したこともあり、外為相場で円高が進行する可能性もあります。
     今晩発表される米国の8月の雇用統計の内容が市場予想に及ばないようであれば、円高が一段と進行することも考えられます。


     ただ、国内企業の業績は堅調です。
     特に、設備投資増を背景とするFA関連、ハイテク関連は中期的な収益拡大が見込めるものと思います。今後、調整局面を迎えるようであれば、押し目買いの好機ではないでしょうか。


    (水島寒月)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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