AIや仮想通貨、ブロックチェーン、サイバーセキュリティ、IoT、EVといった比較的未来志向型のテーマを掲げてIPOしてくる企業に交じって、やや地味なビジネスを展開している企業がIPOしてくる事例が見られます。
今週訪問を予定しているのもそうした一見すると地味なお仕事をしている企業の事例です。
皆さんはIT業界でアクセンチュアや野村総研というコンサルティング会社が高収益を誇っている話をご存知だと思います。
先端的な業界では専門家の指導を受けて物事を進めていく必要があってこうしたIT業界ではこうしたコンサルティング企業が活躍する素地がある訳です。最近ではベイカレントコンサルティング(6532)が評価を高めてきています。この会社もIPO後の数か月はまったくと言って良いほど評価が低かったのですが、その後の株価はその当時の安値から4倍以上にもなってきました。
今期予想経常利益38億円に対して時価総額は540億円という水準です。
アクセンチュアはアイルランドに本社を置く会計法人アーサー・アンダーセンを発祥とする世界最大の総合コンサル会社。全世界の社員数は37万人を超えています。
一方の野村総研(4307)はご存知、野村証券に端を発するコンサルティング企業で、時価総額は1.3兆円、経常利益655億円という水準。
さて、冒頭にお話した地味目の会社も実はコンサルティング機能を世にアピールすることができると収益性は一変する筈と考えて私はその意思やビジネスモデルを確認するために訪問することにしました。
まだ今期の経常利益は3億円以下に留まっていますが時価総額も20億円以下に留まっています。
IT系のような派手さはありませんが、粗利率の高いビジネスへのシフトで今後の着実な成長性や高収益性が確認できれば評価を高めたいと考えています。
先日のセミナーにお越し頂いた方には社名などお分かりになるかと思いますが、今回は敢えて社名は伏せておきます。訪問後のどこかで開示させて頂きますので宜しくお願いします。
なお、国から大手企業に対して従業員への3%の賃金アップの要請が出されていますが、まずは企業の収益モデルを変えることが先決。従業員のレベルアップとともにビジネスの高付加価値化を図ることが不可欠ではないかと思うのですが、皆さんのご意見はいかがでしょうか。
(炎)
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