閉じる
閉じる
×
今週(3月12~16日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で207円31銭上昇し(率にして1.0%の上昇)、2万1676円51銭で取引を終えました。2週連続の上昇です。
前週末の9日(金)に発表された米国の2月の雇用統計の内容を好感し、米国株式が大幅に上昇したことを受け、週初の12日(月)の日経平均株価は前週末比354円83銭高と大幅に上昇。続く13日(火)も続伸しましたが、米ティラーソン国務長官の解任などを巡る米国の政権運営への不安、国内での学校法人森友学園への国有地売却を巡る国内政局混乱への懸念などから週末にかけては伸び悩みました。
世界的に政治の混迷が株式相場の足を引っ張る形となっています。
来週は米国の連邦公開市場委員会(FOMC)が大きな注目材料です。0.25%の利上げが実施されるであろうことは織り込み済みですが、年内の利上げ(回数など)に関しての見通しに関心が集まっています。
日経平均株価で2万1000円を割り込む局面では押し目買いが入る見込みですが、上値も重たい展開が続くと予想します。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)