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デフレ脱却を目指したアベノミクスが打ち出されて、わずか3か月余りでついに日経平均は12000円台にまで戻ってきました。この結果、株式相場がリー マンショック前の水準となったというコメントがメディアで飛び交い先行きの景気が明るいものになるという期待も高まっています。
株式相場が上がることは株式市場に向き合い、株式投資を行っている方にしては明るい話題ですし、現実にリスクマネーを投じておられる方には朗報と言えます。
ただ、株には興味ないという方には直接的なプラスはない状況なのかも知れません。円安で物価の上昇がみられ、株式に縁のない庶民生活を送る方にはむしろ今後の生活不安が巻き起こる可能性があります。
株式市場は期待と失望の繰り返しで変動を続けます。
今回の相場は期待が一定の期間続くという判断の下で海外からの投資資金も加わり、息の長い上昇相場が続いていると言えます。
全体相場が急ピッチで上昇しているとは言え、指数にはまやかしもあります。日経225の上昇に大きく寄与する銘柄(例えばファーストリテイリング)が急 騰すると指数も一気に上昇するからです。よくよく眺めると自分の手持ち株は上がっていないのに指数だけが上がっているという状況になりますので、こうした 場合は注意が必要です。いくらファーストリテイリングの業績が向上しているとは言っても行き過ぎはどこかで修正されますので乱高下のきっかけにもなりがち です。
期待の高まりで株価は上昇しますがマクロ経済やミクロ経済への失望感が浮上しますと調整局面に陥ります。
過去数年の下降相場を見てきた者にとってはこの上昇相場にはついていけないという率直な意見も出て参ります。
また下がるのを待とうと決め込んではいたがなかなか下がって来ない相場を眺めつつ、思わず手が出てしまうという展開なのかも知れませんね。
ここでは上昇トレンドを描いている銘柄についていく順張り中心のコア銘柄ポートフォリオでいくか過去10年の月足で依然としてまだ下降トレンドが続いて いる銘柄を入れたポートフォリオでいくか作戦は人それぞれ。下降トレンド銘柄などないよと言っても案外、個別には市場内で存在しているものですから株は面 白い。つまり業績の回復に期待できる会社か期待できずに失望状態を続けているかが株価の明暗につながっていてトレンドを形成しているように思われるので す。
個人的な考えですが基本的には上昇トレンドを描いている有望好業績銘柄の多少の押し目を待った投資を柱に過去10年タームの下値圏に位置する材料株を組み合わせたポートフォリオを構築していくと面白いかと考えています。
ただ、多くの個人投資家はせっかく構築したポートフォリオを個別の銘柄ごとの変動で崩してしまいがちです。
「集中投資をしないでより良いポートフォリオの構築に努めれば長く株式市場に向かい合える。」
私の考えはこうしたことを基本にしていますが、言うは易く行うは難し。
人間が主観をもって運用していますとそれほど厳密にはいかないものです。
安定した運用を行うには冷静に期待の高まりとそのあとの失望への備えをしておくことです。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
株式相場が上がることは株式市場に向き合い、株式投資を行っている方にしては明るい話題ですし、現実にリスクマネーを投じておられる方には朗報と言えます。
ただ、株には興味ないという方には直接的なプラスはない状況なのかも知れません。円安で物価の上昇がみられ、株式に縁のない庶民生活を送る方にはむしろ今後の生活不安が巻き起こる可能性があります。
株式市場は期待と失望の繰り返しで変動を続けます。
今回の相場は期待が一定の期間続くという判断の下で海外からの投資資金も加わり、息の長い上昇相場が続いていると言えます。
全体相場が急ピッチで上昇しているとは言え、指数にはまやかしもあります。日経225の上昇に大きく寄与する銘柄(例えばファーストリテイリング)が急 騰すると指数も一気に上昇するからです。よくよく眺めると自分の手持ち株は上がっていないのに指数だけが上がっているという状況になりますので、こうした 場合は注意が必要です。いくらファーストリテイリングの業績が向上しているとは言っても行き過ぎはどこかで修正されますので乱高下のきっかけにもなりがち です。
期待の高まりで株価は上昇しますがマクロ経済やミクロ経済への失望感が浮上しますと調整局面に陥ります。
過去数年の下降相場を見てきた者にとってはこの上昇相場にはついていけないという率直な意見も出て参ります。
また下がるのを待とうと決め込んではいたがなかなか下がって来ない相場を眺めつつ、思わず手が出てしまうという展開なのかも知れませんね。
ここでは上昇トレンドを描いている銘柄についていく順張り中心のコア銘柄ポートフォリオでいくか過去10年の月足で依然としてまだ下降トレンドが続いて いる銘柄を入れたポートフォリオでいくか作戦は人それぞれ。下降トレンド銘柄などないよと言っても案外、個別には市場内で存在しているものですから株は面 白い。つまり業績の回復に期待できる会社か期待できずに失望状態を続けているかが株価の明暗につながっていてトレンドを形成しているように思われるので す。
個人的な考えですが基本的には上昇トレンドを描いている有望好業績銘柄の多少の押し目を待った投資を柱に過去10年タームの下値圏に位置する材料株を組み合わせたポートフォリオを構築していくと面白いかと考えています。
ただ、多くの個人投資家はせっかく構築したポートフォリオを個別の銘柄ごとの変動で崩してしまいがちです。
「集中投資をしないでより良いポートフォリオの構築に努めれば長く株式市場に向かい合える。」
私の考えはこうしたことを基本にしていますが、言うは易く行うは難し。
人間が主観をもって運用していますとそれほど厳密にはいかないものです。
安定した運用を行うには冷静に期待の高まりとそのあとの失望への備えをしておくことです。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)