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何故、他の先進国のように日本株は安定的に買われないのか?そして投資家層の厚みが増さず資産運用の場として広がらないのか?
まず、投資効率が悪い故にローカルな(足が地に付いた)資金など長期の資金が入り辛いからであり、つまり、株主還元率が低過ぎるのが市場に厚みが増さない大きな要因と考えています。
統計からも人気の無さが分かります。
投資単位の小口化やNISAなどによって個人株主数は増加しているものの、市場動向の影響を除いた保有額自体は減少し続けています。個人が直接保有する株式は個人金融資産の約6%しかありません。
相場操縦もし易い市場で、大手外資系に加えて野村証券や三菱モルガンと言った国内大手までが相場操縦に参加して個人を食い物にしているマーケットでは危なくて資金の投入を躊躇ってしまいます。短期資金が頻繁に空売りしたり買い戻したり・・・と言った相場操縦が常態化した投機市場では腰を据えて投資する気になりません(^^;)
例えば○菱UFJモルガンは7月初旬に某カーボン銘柄を買い推奨しながら空売りを増やしています。一般投資家が買い上がったところで売り崩し(相場操縦?)して儲けようと、つまり○-ルドマンS社の真似でしょうか?(^^;)
外資が資本参加してからは何度も不正を指摘されているのに治りません。
企業文化が変わってしまったのかも知れませんね。
もっとも大手外資だけで2,000万株以上も空売りしながら中々下がらない銘柄ですから、中間決算で上方修正や増配発表などが出てきたらどうなるんだろう?と楽しみに見ています(^^)
企業側で言えば、投資家は経営陣の安寧のために資金を投じている訳では無く、資本の効率化を求めているということを十分に認識していない経営者が多いことも課題です。
事業利益が増えても還元率が低く、物言う株主(プロ)でさえ経営への効率追及がし辛い市場であるため、時価総額が資産額を下回っても買われない銘柄が多数あります。
そんな中で短期資金の博打場になり下がっているのですから一般投資家は余計に手を出し辛い訳です。投資するにしても短期資金の動きを裏読みしなくてはなりません。
幾らNISAだIdecoだと旗を振っても、運営思想が非効率でリスクの割にリターンが低い市場のままでは投資家は増えないのでしょう。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。