先日は恵方巻きが大量に廃棄される画像を見ましたが、見るからに美味しそうで、勿体ないなぁ~と感じました。当日は近所のスーパーでも大量の恵方巻きが売られていましたが、もともと習慣の無い地域で何故にこの時とばかりに太巻きを食べるのか?・・・と、不思議に思います。
何でも良いから(今回は太巻き)食べて運を呼び寄せたいと願うのか?日本人特有の「皆がやっているから」と言うものか?夕飯の献立に困っているお母さんが買っていくのか?・・・料理好きな私でさえ日々の献立を考えるのは案外大変な作業ですから、3番目の理由が最もしっくりくるのですけどね(笑)。
可能なら翌日まで賞味期限があるものを作ってもらい、販売日の夜には売れ残りを子供食堂などに持って行くなど出来ないものか?などと考えてしまいました。
家畜の飼料にされるものもあるようですが、1m四方ほどの大型コンテナに捨てられる恵方巻きが山積みされ流れていく様は、便利と引き換えに何か大切なものを失っていくようにも感じました。
お腹が空けばいつでも食べたいものを24時間買える便利さと引き換えに、その製造過程でも、また売れ残りとなっても、その商流の中で大量の食材が次々と廃棄されていくのですから何とも勿体無い・・・。
もちろん食材を扱う現場は大事です。誰もが職(生活費)を得るために、働く場を提供していかねばならない「経済合理性、必要性」は理解しているものの、これが長く続く当たり前の事柄とはとても感じられません。
一昔前までなら恵方巻きは各家庭で自分たちの食べる分だけ作られ、無駄になる部分は圧倒的に少なかったのでしょう。それがいつの日か徐々に大きなイベントに育ち、利益を求める企業が大挙して群がった結果が今の姿です。
以前から言われている通り、日本の食糧廃棄分だけで世界で不足する食糧の倍にもなると言われても、その経済合理性をどう止めるのか?兎に角「廃棄しないで再利用した方が得」という仕組みを作らねば世界レベルでの無駄な食糧廃棄は止まりません。
ESG投資という概念が広まりつつありますが、企業や働く人の倫理観や責任感に訴えていくだけでは、恐らく本来のESG投資には結びつかないのだと思います。ある意味もっと合理的に、世界的な規制も含めて、「ESGの推進こそ、それに乗っかるのがお得」と言う仕組みを作らねば、いつまでも投資の世界だけの話で終わってしまいますし、儲けるためにはそれを無視するという国や企業も無くなりません。
理想から言えば、合理性を追求していったらESGに辿り着いてしまった、と言うのが良いです。そんな経営思想を持った企業を探してみたいと考えた次第です。
それにしても先日の「子供を産まない人が悪い」と言うドアホー発言には呆れました。これは2回目だそうですが、もう何度もドアホ発言があったのですから、流石に開いた口が塞がりません。
こんな大間抜け兼不勉強男が、副総理兼財務相(国のNo.2、金融行政No.1)なのですから、そりゃ~どう考えても真面目に日本株を保有しよう!なんて投資家が増えるはずもありせん(汗)。
恐らく財務省の役人達も「アホー」(隠語?笑)と呼んでいるのでしょう。
まずはこう言う大間抜けに退任してもらわねば日本の金融行政は立ち行かなくなります。孤軍奮闘する黒田日銀総裁が気の毒です。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)