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日経平均が2万1000円台乗せとなる中で個別銘柄も動きが活発化してきた。とりわけサプライズを伴う好業績銘柄の株高が目につく。
昨年の「炎セミナー」で株価の低迷時に取り上げた音楽制作機器のズーム(6694)が前期の業績見通しの上方修正、今期の大幅な増益見通し、大幅増配発表からサプライズとなり連騰が見られるなど物色気運が高まりつつある。(ズームについては有料メルマガで今後の展望について詳細を報告しておりますので宜しくお願いします)
ズーム株は12月の配当落ち後の安値1161円から本日は2180円まで2か月足らずで1000円以上の上昇を示したことは驚きなのかも知れませんが、今期の予想EPSが200円以上となる(但し減価償却の変更による部分もある)と株価はまだ低評価と言える。この大きな上昇トレンドが崩れない限りは継続的な人気を集める可能性がありそうだ。 但し為替変動には気をつけておく必要がある。
やや二極化しつつある市場環境の中で出遅れてきたのは圧倒的な低PBR、低PER銘柄群である。ここではズームに続いて活躍期待のある銘柄を見出す地道な作業を続けていくことにする。
昨年12月のIPO銘柄では地味な銘柄の代表とも言える塗料専門商社のオーウエル(7670)に研究の余地がある。先日の飲み会で私の友人が語ったことが耳に残る。
「新日鉄住金の工場がボロボロになっていて、恐らく塗装も剥げていてメンテナンスにお金をかけていないのでは。」との話。社会資本の老朽化ニーズが高まる中で日本の大手企業は設備投資にお金をかけていない現状がある。
世界的な塗料メーカーとなった日本ペイントや関西ペイントなどの取引関係にある企業の株式を保有し日本の塗装需要を取り込もうとする同社(時価総額は75億円)への評価の高まりに期待したい。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)