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 昨年の10月にヴァンガードという世界最大級の資産運用会社(投資顧問会社)に訪問をしてきました。


 今回はその訪問記の第3弾でヴァンガード社のパーソナルアドバイザーサービスについて解説します。

 今回はわかりやすいように1米ドル=100円で記載しておきます。


 まずは、米国のロボットアドバイザー業界の整理がありました。


●ロボアド

 シュワブ     270億米ドル(2.7兆円) Fee無し
 ベターメント   120億米ドル(1.2兆円) 25ベーシスポイント
 ウェルスフロント 100億米ドル(1.0兆円) 25ベーシスポイント


●ハイブリッド(ロボ+人間)アドバイス

 ヴァンガード  1,000億米ドル(10兆円) 30ベーシスポイント
 シュワブ       10億米ドル(0.1兆円)28ベーシスポイント
 ベターメントプレミアム             40ベーシスポイント
 パーソナルキャピタル 60億米ドル(0.6兆円)89ベーシスポイント


という事で

ロボアド市場が    約5兆円
ハイブリッド市場が  約10兆円

となっているのが現状のようです。


 日本では、ロボアド最大手のウェルスナビ社の預かり資産残高が1200億円(1月28日現在)のようですので、ロボアド市場でもまだ20倍近くの開きがありそうです。


 ヴァンガード社のパーソナル・アドバイザー・サービスの概要は下記のとおりです。

管理コストは0.3%、それにETFのコストがかかる
(米国の一般的なRIAアドバイザーコストは1%前後)

最小投資額は5万米ドル(500万円)から
(米国の一般的なRIAアドバイザーは30万ドル~50万ドルが最小なこともある)

アドバイザー(人間)のアドバイスは、電話、メール、オンラインミーティングで可能

ポートフォリオマネジメントは、ほぼロボアドと同じ仕組みで管理し続ける


というサービスで、ロボアドに人間のアドバイスを受けることをプラスしたようなサービスです。


 米国では、もともと人間のRIAアドバイスサービスが普及していて、そのロボット版のロボアドバイザーが出てきて、その後にこうしたハイブリッド型が出てきたという順番です。


 一方で日本では、もともと個人向けのアドバイザービジネスがほとんどない中で、ロボアドが先に出てきてますので、今後こうしたハイブリッド型というものが出てくるのか興味深いところです。


 弊社の取り組みとしては、ヴァンガードの取り組みを参考にしながら、今後こうしたハイブリッド版にも取り組んでいこうと思っておりますので楽しみにしていてください。


株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一


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