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今週(3月11~15日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で425円29銭上昇し(率にして2.0%の上昇)、2万1450円85銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。
前週は5日(火)から8日(金)まで、日経平均株価は4日続落して取引を終えましたが、今週は週初の11日(月)は5日ぶりに反発し、日経平均株価は99円高となりました。
続く12日(火)は378円高と続伸。米国の1月の小売売上高が市場予想を上回ったことを好感し、米国の株式相場が上昇したことや、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る混乱が沈静化するとの期待や、米中通商交渉が進展するとの期待から、市場心理が好転しました。
続く13日(水)は213円安と反落。前日の大幅上昇を受けて、利益確定売りが優勢となったほか、国内で1月の機械受注が市場予想を大きく下回ったことで、企業業績に対する警戒感が高まりました。
14日(木)は3円安と小動き。
週末15日(金)は、中国株の上昇などを好感して163円高と反発して、週間の取引を終えました。
中国政府は18年後半から景気対策を本格化していますが、株式市場では、中国の景気底入れがいつになるのかを模索する動きが強まるものと思います。
何回か言及しましたが、16年は中国の景気指標が3月から目立って好転しました。今年も早晩そうした動きが期待できるでしょう。
その時は、半導体関連など景気敏感銘柄の戻りが見込まれるものと思います。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)