株式市場は面白い、どんなに悪い相場になっても買いたい銘柄があります。

 ある知人が「サンバイオ」で大損をしたが、その復讐戦で「オンコリスバイオ」を買い、損を取り返したという博打的な売買をしたようですが、先週から今週にかけてはまさに「博打的要素」を持った銘柄が乱舞しています。
 新興市場の「バイオ株」の中で、必ず一つはストップ高を日々示現しています。また、マザーズ市場においては、「バイオ株」以外で「IPO銘柄」も物色対象になっており、こちらもストップ高を演じる銘柄が日々出ています。

 市場の動きに左右されることなく、短期筋(投機筋とも言えますが)は積極的に売買を繰り返し、ストップ高をさせることを生き甲斐にしている感じさえあります。
 同じ銘柄が連続ストップ高を演じる場合もありますが、どちらかと言えば、日々入れ替えながら買い漁っているようです。

 まさに神出鬼没な動きを演じています。ゲリラ戦です。


 今の株式市場は一進一退の動きを続けており、テクニカル的な観点からも判断が出来ない状況。25日移動平均線と75日移動平均線を割り込むと下落サイン(2月8日と3月8日)になりますが、そのサインに逆らうように反転上昇を示す。しかし、上昇基調を示すと(3月4日)、今度はそれを裏切るように下げに転じる。

 しかし、日経平均が定まった動きを示さない為なのか、上記したような個別銘柄を循環的に売買しなければならない相場になっているとも言える。

 ダウ理論が指摘する「弱気相場の中間期」は、ボロ株が乱舞する。全体的には12月に19000円を割り込んでから、戻り基調を演じているものの、日々の売買高は減少傾向である。いつ、下落に転じるか、警戒しているようです。

 相場の方向感が定まるまでは、このようなゲリラ相場が続くと思われます。

 このゲリラ相場が終焉する時は、まさに、株式市場の方向性がはっきりする時だと考えられます。


 ダウは「弱気相場が終焉する時は、中間期に乱舞したボロ株・材料株が下落する時」と語っています。

 その意味でも来週、1週間は大きなポイントになり、相場に変化がある時期です。


(大魔神)


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