日経平均は、相変わらず上げ下げを続けて方向感に乏しい展開になっています。

 テクニカル的な見方をしている私にとって、これほど悩ましい相場はあまり経験したことがありません。結論から言うと、まったく先が見えてこないという事です。

 ある程度予測はするものの、裏切られています。
 友人の市場関係者は、「今は取り敢えず弱気のコメントが無難だと」語っている反面、今もって大きな下落はなく、下げても戻しがあってもみあい相場だとも語っていました。

 では、市場内はどうなのか?
 案外と盛り上がりを示しています。

 バイオ株も潰れたようでも巻き返す動きを見せていて、その影響もあるのか、静かにしていた「ALBERT」が今週初めより動意、戻り高値を奪回して、その関連である「AI」関連銘柄への物色も始まっています。

 また、新天皇即位で新年号が制定されることで、「印刷・ビジネスフォーム」関連株が買われ(カワセコンピュータがストップ高)、消費税引き上げ、外国人観光客の為に「キャッシュレス関連」も上昇、その代表格でもある「GMOペイメント」が新値を更新。
 関連株でもある「楽天、メルカリ、メディアシーク」なども買われ始めています。

 新年早々、日経新聞が取り上げていた「5G」においてもハード面の銘柄だったアンリツが上昇後、一息入れていますが、今は「5G」のソフト面の銘柄を物色する傾向があります。

 システム構築・セキュリティー・ビックデータ・クラウド・画像配信(多少広範囲になるが)関連性の強い銘柄も買われているようです。その中には「システム情報、GMOクラウド、システクインテグレータ」など動きがありました。

 その他でも「ゲーム」関連も物色の対象になっています。
 「ガンホー」の動意づきをきっかけにして「HEROZ」(AIにも絡んでいますが)「enish、サイバーステップ」などです。


 今まさにテーマ株が桜咲き、満開に近い相場を繰り広げています。

 この相場、森で勝負する時期ではなく、いろいろな花を摘み取る投資で臨んで行きたい。「ゲーム」「5G」「キャッシュレス」「バイオ」「新天皇即位」「人材派遣」(外国人労働者に対してのテーマ)などいろいろな花々があります。鑑賞するのではなく、悪い表現ですが、摘み取る投資を考えたい時期です。


(大魔神)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)