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 さあ、いよいよ2019年度のスタートです。今年は何があっても不思議では無い、そして(意味不明な?)ボラティリティーの高い市場になりそうです。


 国内株式市場も上下動の激しい年になりそうです。
 足元では半導体関連銘柄などが買い戻されているようですが、全体では仮に上がったとしても昨年の高値辺りがアベノミクス相場の上限になると考えています。債券市場も極端に利回りの低い市場の中で巨額資金が僅かな金利を求めて彷徨だけの市場になっています。


 現時点で想定できることは、余程のアクシデントでも無い限り国内の金利が上がることは無いし、海外主要国の金利も上がりそうもない。つまり世界的な低成長と低金利が続く中での金余り的な市場動向が続くような気がします。

 常に注目しておかねばいけないのは中国景気と同国内債務の動向かと思います。
 目先的には今月末からの10連休が一つの区切りになりそうですが、この連休が終わると米中対話やイギリスのブレグジット(4/12までには決まらない?)、北朝鮮の次の動向などが大きな話題になろうかと思います。
 ある程度は市場も概ね織り込んでいるでしょうから、6月辺りまでの市場動向にはそれほど心配していません。最近は7月以降~年末までにどのようなイベントが出てくるのかを考えるようにしています。


 今後の有望な投資先としては海外の債券市場を考えています。
 国内株式であれば純粋に好業績を出してきそうな個別株の選択ではないでしょうか。
 理想から申し上げれば割安株が続々とTOBされる市場も良いです(^^)

 加えて、日本でもいよいよキャッシュレス化に向けて新たな事業者の出現や統合など、そして既存金融業者の撤退なども増えるかなと想定しています。日本国内の銀行、生損保、証券、商品先物、ローン会社等々・・・古い秩序のまま大量に化石化している業界の行方が気になります。
 場合によってはこれからの4~5年で、高性能デジカメの急速な普及により富士フィルムが大きく業態転換した一方でコダックが破綻した・・・ような劇的な変化が金融界にも訪れるかもしれません。


 最近では金融行政も不透明になっています。
 何せ金融行政トップのアホ~副総理が黒田日銀総裁を援護するどころか、景気対策を巡って後ろから鉄砲を撃つような発言まで始めています。選挙が重なる年とはいえ無責任な輩です。
 安倍首相にとっては(金も持っているし、近しい間柄故に)扱い易い相手なのでしょうけど、こんなボンクラをNo.2にしているようでは海外から足元を見られますし、恥ずかしい限りです。もう少し日本国のことを考えた組閣をして欲しい(苦笑)


 イギリスのEU離脱問題のニュースでも、イギリスの有権者が可哀想なくらい日本以上に政治の質が低下し混乱しているようですし、米国ではナルシシスト大統領が再選を目指すためにモラル崩壊を起こしていますし、そして中国狂産党も独裁体制の一層の確立を目指してフルスイングしてくるという・・・無茶な年になりそうです(汗)


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)