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全国的にも夏日になる日が増えてきました。そろそろ毎日半袖で過ごせる季節になりますし、そうなれば洗濯も楽です。梅雨の時期を除いて(^^)
とても良い季節なのですが、規制市場である金融市場及び金融業界は曇ったまま、または雨模様が続いています。
日銀の異次元緩和によって、もう6年以上に渡り景気刺激策が続いていますが、そろそろ手札も無くなってきています。金融系ゾンビ企業も苦しくなりつつあります。特に銀行にとっては幾ら低いと言っても低過ぎる金利が本業を直撃しています。
不動産を担保に取り、個人の連帯保証も取って、しかも信用保険にも入れた上で金利を取ると言う簡単確実な殿様商売は限界に来ています。保険業界も市場は完全に飽和状態ですし、証券系ゾンビ企業も苦しくなってきました。商品先物業界に至ってはビジネスモデルそのものが既に崩壊しています。
商品先物業界は経産省や農水省の利権確保のために犠牲になった業界と言えます。シロアリの権益維持のために変化することも出来ずジリ貧が続き、今や業界の存続自体が風前の灯です。
昨日(5/22)の記事にもありましたが、経産省の天下り先確保のために民間事業者も投資家も大損害を受ける構図が明白な事例ですが、縦割り行政によって、こんな状態が10年以上も棚ざらしになっている国の市場が発展するはずもありません。
金融庁も相変わらずマヌケです。大事なことではありますが「顧客本位」を金融事業者に押し付けるだけで取引環境(市場)の整備は後回しです。
顧客本位、消費者本位などと言う施策は金融庁や経産省に限らず当たり前のはずです。
今更ですが、商品だろうが債券だろうが株式だろうが、公平な市場運営がされて儲かるのであれば投資家の参加(取引量)は増えますし手数料も喜んで払うでしょう。
詳細をきちんと見れば分かりますが、整備不良の規制やら既得権維持やらの障害により「儲からないから投資家が増えない」と言うことに目をつぶり、掛け声だけは立派なものの、仕事をしているフリをしているだけです。
政官財とも本気で取り組まないから、まいどまいど、冬と春を行ったり来たりしているだけで、何時まで経っても夏になりません(呆)。
米中摩擦の激化によって外需企業の株価は壊滅状態となっており、ショート筋の買い戻しと、それに対する戻り売りなどの売買程度との雰囲気です。その一方で避難的に内需銘柄が買われていますが、簡単な材料次第で驚くほどの上下動をしますから安易に売買も出来ません(怖)
昨年後半から「安くなったら」と待機はしていますが、中長期投資家が逃げ始めているような市場であり、外資が大量に空売りしている状況では、怖くて手を出せないまま今に至っています。
何故に日本の株式市場に主体性が無いのか?我々は本質に気づかなければなりません。
これら本質を見極めつつ、煽り文句に騙されないことが大事かと思っています。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)