決算発表が通過して、決算に対する見直しが入る時期です。

 今回2019年4月~6月期(第一四半期)決算内容は日本の上場企業5社に1社が最高益となった。
 世界的に景気後退局面が強まる中、全体でも3四半期連続減益をしている最中で最高益を獲得した企業は、ここ堅調な推移を演じている「オリエンタルランド」。ディズニーリゾートを運営している企業である。今年は10連休もあって、観客動員数を伸ばした。
 また、レジャー施設をもっている「富士急行」も大きく業績を伸ばしている。
 また、アウトドア関連でもあり、本年の「ラグビーワールドカップ関連」の「ゴールドウィン」は前年に比べ2倍以上の純利益を上げている。
 そして、全体的には製造業より非製造業の「電鉄・バス」「陸運」「通信」などが好業績業種になっていた。会社の努力が実った企業でもあり、個人消費のニーズにマッチした企業でもある。

 やはり、製造業は米中貿易戦争などを背景に世界景気の落ち込みに呑まれたようです。
 しかし、この不透明な環境でありながらも検討している企業も多く、日本企業も頑張っていることが伺える。

 今、決算発表時に上昇したが、その後全体市場の不安定さから、調整をしていた銘柄が再度見直されて買い戻しが入る銘柄も出始めている。
 また、会社予想通りで売り叩かれた銘柄にも、あまりに悲観的な投資行動であったことから、それらの銘柄にも買い戻しが入っている。特に今週は「不動産株」に連続的な買い戻しの動きが見られた。

 もう一方では、「相場の悪い時期」に活躍する『テーマ』株である。前にも
 このコラムで指摘したが、相場環境が悪い中は材料性の強い銘柄が活躍するものです。この悪環境相場は5月末から始まっており、その際には「日本通信」(5G関連)と騒がれ、その後は、バイオ株の中心銘柄「そーせい」が活躍。7月からは単発的でしたが「ゲーム」株が動意、「KLab,Enish」を始め、ここにきて「ミクシィ」までも頭角を示してきている。


 このように、夏枯れ相場にあるものの、活躍する銘柄も出始めており、株式市場は捨てたものではありません。


(大魔神)


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