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米国を視察する意義について
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米国を視察する意義について

2019-09-28 00:13
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     来週から毎年恒例の米国FP事務所視察、FPカンファレンスへの参加のために1週間ほど米国シカゴに出かけてきます。

     毎年のように米国に視察に行っておりますが、その中で何を学んでいるのかを改めて少し考えてみました。


    1.米国のアドバイスビジネスの発展の経緯を知る

     小屋が10年前に初めて米国に訪問した時に、現在の弊社が行っているような顧客の資産アドバイスビジネスが米国では広く普及していることを知りました。

     そして、その米国のビジネスモデルを模倣しながら日本でアドバイスビジネスをスタートしたわけです。

     大体、日本の現在の金融リテールで起きていることは、米国で1990年代前半の状況に似ていて、概ね30年程度歴史を遡った状態にあります。

     したがって、米国の1990年代、2000年代、2010年代の30年間で起こってきた変化を理解すれば、今後日本の金融リテール業界で起こる変化が読みやすくなるのではないかと考えています。


    2.FPアドバイスの潮流について学ぶ


     カンファレンスに参加していると、参加する年によってカンファレンスの中で議論されているテーマが少しずつ変化していることを感じます。

     マーケットが良い時には、資産運用のテーマが増えますし、悪い時には顧客のメンタルコントロールやコーチングの話が増えたりします。

     最近では、やはり米国でも高齢化や健康に関するアドバイスが増えている気がします。

     また、FPビジネス自体も第一創業世代から30年程度経っていることもあって後継者問題や、事務所のM&Aなどの話もテーマとしては大きくなっています。

     こうした、業界の潮流を学ぶことで、日本でも同様の変化や潮流が起こることを予測しやすくなると思います。


    3.事務所経営について学ぶ

     米国では30年程度の歴史があるFP事務所が沢山あります。こうして長年継続して経営されてきた事務所では、マーケティングや人材育成、採用など継続的に経営するのに必要な経験やノウハウが溜まっています。

     小屋も同じ事務所の経営者として、事務所経営の先輩方の試行錯誤を共有してもらうことで失敗する可能性を減らしたり、試行錯誤する時間を短縮できたりしています。


    4.テクノロジーの採用について

     米国では、アドバイザーの使うツールであるITツールがふんだんにあります。

     これも、良いソフトウェアを沢山見ることによって、日本でも今後どのようなソフトウェアを開発する必要があるのかを理解し、実際にそれを開発したり採用したりすることで、差別化や先行利益を得ることができるだろうと思ってます。


     ということで、今年も楽しみに米国出張に行ってきます。


     その結果やフィードバックもこちらのメルマガなどで還元していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。


    株式会社マネーライフプランニング
    代表取締役 小屋 洋一


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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