皆様、2週連続の3連休、いかがお過ごしでしたか。
秋本番で食欲の秋、読者の秋の中、充実した生活をお過ごしになっているものと拝察致しております。
9月に入って株式相場は堅調な推移を辿りましたが、まさに収穫の秋を迎えているとも言えます。収獲の時期は銘柄ごとに異なりますが、調整場面でのコツコツ投資を実践された皆さんには十分に収穫の秋の実感を味わっておられるのではないでしょうか。
日経平均を四半期ごとにチェックすると昨年12月末の20014円から3月末、6月末と21200円台をつけ、その間に年初来高値22362円をつけました。
その後8月から9月上旬までの2万円接近という調整局面を経て、再び上昇し9月末を迎えようとしていることがわかります。
昨年末20014.77円 100:ブラッククリスマスの後の年末
3月末21205.81円 105.95:初期の回復期
4月24日高値22362.92円:春の収穫期
6月末21275.92円 106.3:梅雨空相場
8月6日 安値20110.76円:コツコツ投資期(1か月間)
8月26日安値20173.76円:コツコツ投資期から見切り発車へ
9月19日高値22255.56円:どこまで行くか収穫の秋
先週末終値22079.09円
さて、こうした相場展開が見られる中、週1回の月曜版・億の近道が2週連続で休載となりましたので本日は特別に火曜日版にて炎よりお届け申し上げます。
山あり谷ありの相場展開ではありますが、その中で個別銘柄も活発な値動きが見られます。
ただ、リード役は米中貿易摩擦の先行き不安で調整局面が続いた銘柄群、海外株高、円安基調に戻った中での輸出関連銘柄(ソニー、トヨタ、ファナック、キーエンスなど)、半導体関連銘柄(東京エレクトロン、など)で、内需系でも銀行株(三菱UFJFG、三井住友FGなど)、不動産株(三井不動産、三菱地所など)といった主力銘柄も指数を押し上げる原動力となっており、今年前半活躍したソフトバンクG、ファーストリテイリングなどはやや穏健な推移が見られます。
また、マザーズ指数がなおも下落トレンドを抜け出せずにあり、どちらかと言うとこの局面では主力銘柄がどこまで行くかに関心が持たれているように思われます。皆さんの構築されたポートフォリオの成果はいかがでしょうか。
機関投資家と違い、多くの個人投資家は中小型で変化を狙うという方が多いのかと思いますのでまだ成果は十分ではないと言う方が多いと見られます。利益を上げるには至っていない投資家も多いのかも知れませんが、機関投資家のファンドマネージャーは何とかインデックス並みに成果が上がってきた段階なのかも知れません。
とは言え、この先がどうなるのかを考えると楽観視は出来ません。日経平均は良いが、皆さんがお持ちの銘柄はどうなのか気になるところです。
米中貿易摩擦の行方を踏まえると企業業績はまだまだ先行き不透明感があると言わざるを得ませんが、市場が言う期待外れとなるのか進展、合意が見られるのか交渉の行方を見守ることにしたいと思います。
主力銘柄が一服するとなれば、ここでようやく中小型株の出番となります。
時価総額が300億円以下の中小型株には現預金をため込んでばかりで、投資ができない時価総額が現預金並みかそれ以下に放置されているような銘柄群が数多くあります。
秋相場は先駆した主力銘柄とともにそうした銘柄群にもスポットライトが当
たってくれればと願う今日この頃ですが、果たして・・。
(炎)
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