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投資対象を広く持とう
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投資対象を広く持とう

2019-11-15 12:36

    ※このコラムは、2004年4月6日に掲載されたものです。
     当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。


    仕事柄、金融関係の書籍を多く扱っている本屋によくいく。
    毎週のように、新刊で面白い本がないかチェックをしにいく。


    本屋の棚を見ると、「何を選んだらいいのか」から始まって、売買手法まで、多くの人が多くのことを書いている。
    たしかに、日本株は3000銘柄以上ある。だから、いろいろなことを書くことができる。その銘柄の紹介を定期的に書くだけで、食べていける人もいるぐらいだ。

    日本株の書籍は本当に多すぎるぐらい多い。


    株の買い時は、株の新刊があまり出ないような時期を選ぶとよい。
    人気があるときは、結構、株価は割高な場合が多いからだ。


    しかし、日本株以外の金融商品についての本は少ない。
    オプションについても、国債先物についても、あるいは、商品先物や通貨先物に関する書籍は、ずっと少ない。

    みんながやらないような取引にこそ、妙味が残されているというのが真理ではないか。


    外国株はどうか。過熱気味の中国株はさておき、韓国株や台湾株にも割安なものが沢山ある。

    日系の証券会社にはアジア株が買える証券会社がある。

    あるいは、現地の証券会社に外人口座をつくるのもいいだろう。

    いまは、台湾や韓国の証券会社はネットで注文が出せるからだ。

    たとえば、日本では、YAHOOジャパンや楽天のPERは、韓国のポータルサイト関連銘柄PERより、6-7倍割高だ。
    日本株ネット関連が100倍なら、韓国は15倍程度という感じだ。


    英国が、米国が、そして日本が、産業構造を製造業からサービス業に変換させ
    ていったように、いずれアジア諸国も請け負い製造業から脱却していかなればならない。
    わたしなら、日本株の予想PER100倍以上の銘柄より、韓国のネット関連株でNHNやDAUMを今期予想17倍買うだろう。韓国ではYAHOOはナンバー3にすぎない。
    時代の流れを味方につけるべきだろう。韓国のネット関連企業はねらい目だ。


    株だけではなく、オプションや債券先物、あるいは、外国の不動産や株といったものに、投資対象を広げるべきだろう。

    たとえば、「米ドルは、今後10年で益々衰退していき、アジア通貨が高くなる」と考えるなら、ドルで借金をして、アジアの資産を買えばよい。

    投資対象や投資案件は数多くあった方がいい。


    国債はどうか。

    国債の先物は、個人ベースでは、なかなかやらないだろう。そこが狙い目だ。

    今後3年間で、金利が3%まで上がれば、先物価格は15円程度下がるだろう。
    1単位売りポジションを続ければ、利益は1500万円が見込まれる。
    証拠金は200-300万円に過ぎない。

    200-300万円の元手で1500万円が狙える取引ということだ。
    リスクも当然大きい。だが、景気回復が本物であるなら、金利は上がる。また、景気回復が弱くても、財政難から来る日本国債の信用力低下で、金利は前ほどは下がらないかもしれない。どちらに転んでも、勝算のあるポジションだろう。


    もちろん、オプションは金融商品史上で、最も有利な取引だ。
    オプションは売りから入るのが常道だ。
    しかし、オプションを売りで勝負する人は、少ないのかもしれない。
    リスクが高いと思われているからだ。


    不動産取引は、非常に有利な取引だ。税制が有利になっている。
    不動産やオプションや国債先物の方が計算が立つし、やる人が少ない分、成功の確率も高いのではないか。


    山本 潤
    スロー・インベストメント2004
    ~ゆっくり考え ゆったり投資~


    このコンテンツは、特定の銘柄を推奨するものではありません。アイデアというものは、単なる思い付きの部分も多く、投資判断を導くには未成熟・不十分・不正確なものです。ここで紹介しているようなレベルのアイデアでは、投資の役には立ちません。内容についても、関係者との立ち話が中心なので、わたしの取り間違いや聞き違いも含まれているかもしれません。内容の正確さを保証するものではありません。
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