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新型肺炎のニュースが連日賑わう中で、ようやくカルロス・ゴーン元日産CEOの話題が紙面から減り始めていますが、それにしても・・・国外脱出を許すなど日本の司法や検察などの何と甘いこと。
旧態依然とした検察や司法運営に問題を抱えたまま変化もできず、それに加えて逃げられてしまうし、司法制度まで批判されるのですから情けない。もちろん、この時世になってさえ自白至上主義を貫いて無理を通してきたのですから批判されても止むを得ないとも思いますけど・・・。
とは言え国家主権を侵害・批判されているのですから、それこそ国を挙げて強い対応をしなければいけないはずなのに、法務省以外の省庁の反応はまるで他人事です。本当は前面に立たねばならない外務省も何を言いたいのか?脳死状態です。あちらこちらで腐りきった縦割りの弊害ばかりが目につきます。
省庁を問わず問題が噴出している行政の体たらくは何時まで続くのか?
それに加えて与野党ともに政治の緩み(緊張感の無さ)にも呆れるばかりです。政界がこれでは霞が関も無力感に襲われていることでしょう。何せ努力の甲斐が無いですから(苦笑)
もう一度、自民党を下野させるべきなのか?
いやいや10年前のトラウマが残っており恐ろしくて出来ません(苦笑)
しかも立民と国民の稚拙なやり取りには失笑を禁じえませんし、れいわに頼ろうとする野党も出てくるなど、情け無さ過ぎて・・・(涙)
さて、株式市場では概ね12月の決算が出揃いましたが、市場想定より芳しくないと思います。このままでは来期横這い程度では済まないかも知れません。減益が織り込まれるなら日経平均株価は20,000円近くまで売られる懸念もあります。ただでさえ上にも下にも行き過ぎ易い市場ですから注意が必要です。
先週のメルマガでも触れましたが、アパレルの動向としてデサントやZOZOなどの今後も気になります。第三四半期の決算発表では想定以上の悪化が見られましたが、ZOZOは通期の修正をしていませんし、デサントは減損を含めて下方修正しましたが、何とも中途半端に感じます。
気にしているのは数値面からの業績予想だけではありません。
伊藤忠によるデサントのTOB価格は、(絶好調の)伊藤忠の驕りから生まれた時価総額2,000億円超えの価格だったのではないのか?そして(実力以上の)時価総額1兆円超えまでZOZOの株価を押し上げた要因は実は前澤元代表のカリスマ性にあったのではないか?・・・と言った別の角度からの見え方です。
これらの理屈が影響したと仮定すれば、今後は両社とも理論的な(普通の)株価に向かっていくと考えられます。業績面をベースに2013年~14年頃のイメージで再評価すれば良いか?などと考えますが、空売り残の多いところがちょっと気になります。
アパレルではデサントに限らず、ワークマンに影響を受けたと思われるゴールドウインなどスポーツ系の業績動向も気になるところです。新型肺炎の蔓延によりスポーツ・イベントも影響を受けはじめていますから。
ZHDに関しては、利益率の高い(高かった?)ZOZOを買収したのですから利益率が改善したのは当たり前で、ちゃんとした分析を元に売買されているものではなく、機械的に数字や文字に反応した短期売買が中心になっていると思われます。
ここに投資の妙があると考えています。
注目している銘柄の中で、想定通りの減益発表によって株価が大きく下振れした際には買うタイミングになりそうですし、その逆もあります。
さて今後ですが、しばらくは持ち合い解消を含めて一進一退が続きそうですし、米国の予備選で何らかの変化が出るのかも気になります。
また、昨年末頃から新興国通貨(FX)への投資タイミングを待っています。為替変動が激しいのが難点ですが、タイミング良く買えればスワップポイント(金利差の手取り)が大きいですから。
戦略的には、せいぜい2~3倍のレバレッジで放置しておけば、債券投資の一部として結構な金利が稼げるのではと。但し、為替の下落で損失が出易いことに注意が必要で、余程の円高タイミングを狙わねばなりませんから、失敗しても諦めがつく程度の額で数年がかりの分散投資をと皮算用しています。
運良くトランプさんが落選すれば景気回復で買われそうだし、下手をしても数年も放っておけば良いか?などと安易に考えています(^^)。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)